西鉄エアサービスは、成田空港において「航空機1機全ての地上ハンドリングを電気自動車(EV)で実施」する新たな取り組みを開始した。
航空機1機のハンドリング全てをEVで行うのは成田空港では初の試みで、脱炭素化による環境負荷の低減と持続可能な空港運営を目的としている。同社がハンドリング業務にEVを導入するのも今回が初となる。
今回の取り組みでは、手荷物の搭降載やターミナルと航空機間の手荷物搬送、航空機出発時のプッシュバック(後進)など、到着から出発までの地上支援業務を全てEV車両で行う。
使用するEV車両は6種類だ。
・トーイングトラクターEV:コンテナを載せるドーリーの牽引車両
・ベルトローダーEV:バラ積み手荷物・貨物の搭降載車両
・ハイリフトローダーEV:航空機へのコンテナ類搭降載車両
・パッセンジャーステップEV:乗客が航空機に乗降するための階段設備付き車両
・トーイングカーEV:航空機の牽引車両
・リモコン式トーイングカーEV:車外からリモコンで航空機を牽引する車両
メーカーはTLD社製を主に採用し、リモコン式トーイングカーEVのみモトトク社製を使用する。
今回のEV導入の背景には、成田国際空港(本社:千葉県成田市)が推進する「サステナブルNRT2050」がある。同社は2050年度までのCO2排出量削減を目標に掲げ、制限区域内の空港関連事業者が所有するGSE(航空機地上支援機材車両)向けの大規模充電インフラ整備を進めており、この充電インフラの整備が西鉄エアサービスのEV導入を可能にした。
西鉄エアサービスは今後、成田空港での運用実績をもとに他の空港への展開も目指す方針で、両社は引き続きカーボンニュートラルへの取り組みを加速させ、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。



