「日産車開発AIで短縮、日本『最も重要な市場』」(読売)、「日産、新車開発2年に半減、第一弾今冬『スカイライン』」(日経)。そんなタイトルで、経営再建中の日産自動車の開発・販売戦略などを、きょうの読売と日経が報じている。
6月23日に開催する定時株主総会を前に、イバン・エスピノーサ社長が両紙のインタビューに応じたもので、このうち読売は「日産がAI(人工知能)を活用し、新型車の開発期間の大幅な短縮に乗り出す」と強調。販売不振が続く日本を「最も重要な市場」とし、超小型SUVなど新規2車種の投入を検討。「多くの商品を出すことで、国内市場が日産にとって極めて重要と伝えたい」と説明したという。
具体的には、ブランドを象徴する『スカイライン』で半分以下の26か月に縮め、2027年前半にも新型車を発売する予定で、26年中には小型SUV『キックス』、高級ミニバン『エルグランド』を発売するほか、27年以降もAIによる車両設計で開発期間を半減し、既存モデルとは別に、「キックスより小さいSUV」と「(小型車の)ノートと(ミニバンの)セレナの間の車」の導入を検討しているという。
さらに、読売のインタビューでは開発期間の短縮のほか、ホンダとの協業についても触れて「複雑なプロジェクトなので時間がかかっている」とした上で、「両社とも米国でHVのバッテリーを調達する必要があり、検討の余地がある」と述べたとも取り上げている。
一方で、日経も「新型車の開発期間をこれまでの55か月程度を、従来の半分にする」として、AIの活用や兄弟車の同時開発で機動的に新型車を投入し、今冬に公開する次期「スカイライン」のほか、日本市場に「約1年で7車種を投入する」と明らかにしたという。
2026年6月12日付
●原油調達「来月10割回復」安定供給「28年3月まで」輸送費増価格上昇不可避か (読売・1面)
●日産車開発AIで短縮、エスピノーサ社長、「日本、最も重要な市場」 (読売・9面)
●トヨタ「次世代技術」研究施設、豊田市に(読売・9面)
●スバル工場ガソリン車もEVも、需要に応じ「混流生産」トヨタ共同開発車も対応 (朝日・7面)
●日系大手3社5月中国新車販売、ガソリン車苦戦大幅減 (産経・10面)
●車の安全装置国際ルール作り、豊田合成など参画、日本製品の販売拡大(日経・15面)
●日産、1年で7車種投入、社長「コスト削減は前倒し」(日経・15面)
●トヨタ、レクサス「ES」刷新 (日経・15面)




