ワールドカップ日本対戦国:意外な存在感のオランダ…トラックやCVT、三菱が拠点を置いたことも

前回2022年大会、オランダはベスト8に進出、優勝したイタリアにPK戦で破れる
前回2022年大会、オランダはベスト8に進出、優勝したイタリアにPK戦で破れる全 14 枚

サッカー日本代表は6月14日に、FIFAワールドカップ2026の1次リーグ初戦でオランダ代表と対戦する。オランダはドイツやフランスほどの自動車大国ではないが、独自のスポーツカー文化や生産拠点を持ち、調べると自動車業界では意外と存在感がある。

【画像全14枚】

DAF XGエレクトリックDAF XGエレクトリック

◆オランダに関連する主な自動車メーカー・ブランド

DAF……オランダを代表するトラックメーカー。現在はパッカー傘下で、大型トラックを中心に欧州で高いシェアを持つ。乗用車部門は1970年代に分離された。開発・生産拠点のエイントホーフェン工場は、欧州商用車産業の重要拠点のひとつでもある。

スパイカー……20世紀初頭の自動車黎明期に活動したスパイカーは、オランダの会社。プロペラとホイールを組み合わせたエンブレムで知られる。商標を継承して復活した高級スポーツカーメーカーが、現在のスパイカー・カーズ。2000年代にはF1参戦でも話題となった。旧スパイカーとは、企業としてのつながりはない。

スパイカー、1907年スパイカー、1907年

VDLネッドカー……自社ブランド商品は持たないが、欧州有数の受託生産メーカーだ。過去にはBMWグループのMINIなどを生産していた。南部ボルンに工場がある。DAFの乗用車部門が前身で、ボルボや三菱自動車の資本が入っていた時もある。

ドンカーブート……超軽量スポーツカーを少量生産するメーカー。電子制御を極力排除したピュアスポーツ路線でファンを持つ。レリスタットに本社兼生産拠点があり、職人による手作り生産で知られる。

ドンカーブート P24RSドンカーブート P24RS

◆オランダ出身の著名な自動車業界人

ビクター・ミュラー……スパイカー再建を主導した実業家。かつてサーブの買収でも注目を集めた。

ヨープ・ドンカーブート……オランダを代表するスポーツカービルダー。1978年にドンカーブートを創業した。Donkervoortのカナ表記は、日本では「ドンカーブート」が一般的になっているが、「ドンケルフォールト」が近い。

フップ・ファン・ドールネ……DAF創業者の一人。現在もCVTの代名詞として知られる「バリオマチック(Variomatic)」を開発した。

マックス・フェルスタッペンマックス・フェルスタッペン

マックス・フェルスタッペン……現在のオランダを代表するモータースポーツ選手。F1世界選手権で複数回のドライバーズタイトルを獲得し、オランダ国内でF1ブームを巻き起こした。父ヨスもF1ドライバー。

◆オランダの主な自動車イベント

アムステルダムモーターショー……かつて欧州有数のモーターショーとして開催されていた。多くの新型車発表の舞台だったが、2015年の開催が最後。

インタークラシック・マーストリヒトインタークラシック・マーストリヒト

インタークラシック・マーストリヒト……マーストリヒトで開催される欧州有数のクラシックカーイベントで、ヒストリックカー業界では知名度が高い。

F1オランダGP……ザントフォールト・サーキットで開催されるF1世界選手権。近年はオランダ出身ドライバーのマックス・フェルスタッペン人気もあり、大きな盛り上がりを見せている。

F1オランダGP(ザントフォールト・サーキット)F1オランダGP(ザントフォールト・サーキット)

《高木啓》

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