SDV時代、進化するアフターマーケットの“今”と“未来”が一堂に…「アウトメカニカ フランクフルト 2026」9月8~12日開催

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アウトメカニカ フランクフルト 2024
アウトメカニカ フランクフルト 2024全 39 枚

AI、EV、デジタル化、サステナビリティ、コネクテッドカーなど自動車業界のトレンドがめまぐるしく変化する昨今。自動車業界の最新トレンドが体験できる世界最大級のアフターマーケット展示会『アウトメカニカ/国際自動車産業専門見本市』が、ドイツ・フランクフルト国際見本市会場で2026年9月8日(火)から12日(土)の5日間開催される。

メーカー、整備業界、小売、ソフトウェア企業など幅広い関係者の交流・商談・情報共有の場となるこのイベントは、自動車製造の鍵を握る世界の13都市で展開されており、なかでもドイツ・フランクフルトで開催されるアウトメカニカは世界最大の規模を誇る。

アウトメカニカの出展カテゴリーは、10項目もの多岐にわたるセグメントに分けられており、製品レンジの“幅と深さ”が特徴だ。「アクセサリー、ホイール&カスタマイズ」、「ボディ&塗装」、「洗車・ケア・ディテイリング」「コネクティビティ&自動運転」、「診断&修理」、「デジタルソリューション&サービス」、「電装・電子機器」、「オイル・潤滑油・燃料」、「部品・コンポーネント」、「ホイール管理・タイヤサービス」に分けられているカテゴリーだが、今回とくに注目となるのが、電装・電子機器分野だ。

アウトメカニカ フランクフルト 2024アウトメカニカ フランクフルト 2024

◆フランクフルト初の信号機の設置から100年、モビリティの進化とSDV

2026年は、フランクフルトで最初の信号機が設置されてから100年となる。1926年の『Traffic Control Show』で展示され、1930年に市中心部で実際に稼働を開始したのが始まり。今では当たり前の交通整理のかなめとなる信号機だが、当時は警察官による手動操作からスタートし、信号機の進化とともに自動制御へ移行される。最終的には1992年に交通管制センターが整備され、都市全体の信号制御が中央管理されるようになった。つまりこの100年の流れは、現在の「コネクテッド化されたモビリティ」へと直結している。

車両側の電子制御・ソフトウェア・ネットワーク技術の発展により、交通管理はより高度化・効率化・安全化へ向かっている。もろちんコネクテッドカー技術だけでなく、充電インフラ・充電設備、エネルギー管理・熱管理、バッテリー・蓄電技術といったEVに欠かせない技術や、快適装備電子システム、電動パワートレインなどのジャンルも電装・電子機器分野として要チェックだ。こうした流れを踏まえ、2026年のアウトメカニカでは電装・電子分野が最重要テーマとなっている。

会期中、Festhalleホールでは「Software Defined Vehicle(SDV)」を重点テーマとした展示がおこなわれる。SDVとは、ネットワークを介して車と外部との双方向通信機能を使い、機能をアップデートさせたり、制御できるようにすること、またはその自動車のことを指す。これによって自動車は、販売後も新機能が追加されたり、従来の機能を向上させるといったことが可能になる。すでにテスラは、運転支援機能や事故防止機能の改善や新機能の追加などを定期的に行なっている。

このことからも、今後自動車の性能を上げるためには搭載されるソフトウェアの性能の向上は必須となる。そこでアウトメカニカでは、SDV技術の進展を見据え、「ADAS(先進運転支援)」、「自動運転」、「サイバーセキュリティ」、「データ管理」、「車載エンタメ」、「ライフサイクル管理」に注目し、OEM、Tier1、ソフトウェア企業、業界専門家が参加し議論が交わされる新設フォーラム「HighTech4Mobility」が開催される。

◆仕上げのプロによるライブパフォーマンスから、専門的な議論まで

アウトメカニカ フランクフルト 2024アウトメカニカ フランクフルト 2024

車両仕上げ・ディテイリングの優秀さを競う「German Polishing Championship 2026」が、記念すべき第10回大会としてアウトメカニカ会場で開催される。世界中のディテイリング業界のプロたちが集結し、観客の前で磨きの技術をライブ披露する。イベントはテレビジャーナリスト兼司会者のTommy Scheelが進行し、来場者は競技を観戦しながら、その技術とパフォーマンスを楽しめる内容となっている。世界屈指のプロの磨き技術を目の前で見られる貴重なチャンスでもある。

また、次世代の自動車業界を担う若者へのアプローチも用意されている。会期中には、Z世代、α世代向けのイベント「AMBITION」を開催。「What’s up next?」をテーマに、キャリア紹介、業界体験、ワークショップ、ライブトーク、技術展示などが行なわれる予定だ。ミュージシャンのMyle、自動車整備のインスタグラマーとしても有名なSchrauberblog、日本でもお馴染みの堂安律氏、小杉啓太氏が所属するアイントラハト・フランクフルトも参加し、学生・若手人材向けに業界の魅力を発信する。

さらにアウトメカニカ開催期間の9月9日には、第4回「Remanufacturing Day」が、APRA Europeとの協力のもと開催される。「循環型モビリティの未来を形づくる再製造部品(リマニュファクチャリング)の役割」がテーマとなり、循環経済における重要性に加え、資源保護や排出削減への貢献に焦点が当てられる。また、技術革新、規制動向、市場トレンドについても議論され、電動化時代における将来性も取り上げられる予定だ。専門性の高いイベントということもあり、自動車アフターマーケットに関わるメーカー、流通、整備業界の関係者や、サステナブルなソリューションに携わる専門家などが対象となる。

Ambition(アウトメカニカ フランクフルト 2024)Ambition(アウトメカニカ フランクフルト 2024)

◆日本でも人気のクラシックカーにも要注目

昨今の日本の旧車ブームもしかり、クラシックカーは世界的に注目されつつある。そこで今回のイベントから複数の企業が連携し「Classic Alliance」を新設する。

連携を手がけるおもな企業は、歴史的な車両(ヒストリックカー)の国際的な保存・活用を統括する国際団体のFIVA、エンジニアリング・テクノロジー企業のBosch、ドイツの事故車見積書システム大手のDAT、自動車のアフターマーケット(補修部品市場)に特化したデータ分析および価格設定ソリューションのリーディングプロバイダーEucon、高性能オイル・ケミカルブランドのROWEなど。

このアライアンスには、クラシックカー市場における整備・流通ビジネスに携わるメーカーが大きく携わっている。会場では、ライブレストアやトークセッションなどが行なわれる予定で、来場者も楽しめる内容だ。

Classic Cars(アウトメカニカ フランクフルト 2024)Classic Cars(アウトメカニカ フランクフルト 2024)

新イベントエリア「Pitlane & Experience Park」も見どころだ。Hall 4周辺のAutomechanika Pitlaneは、モータースポーツ体験型エリアとなっており、レーシングカー展示、エンジンサウンド体験コーナー、ライブパフォーマンス、ドライバーイベントなどを実施。Hall 9・11外部のExperience Parkでは、オフロード&大型車両体験エリアになっており、モンスタートラック、Unimogコース、横転シミュレーターなどを設置。Future Mobility Park(Agora)では、EVや代替燃料車の試乗が体験できるコーナーになっている。

業界向け展示会というだけでなくBtoCコンテンツが充実しているのもアウトメカニカならではと言えるだろう。

◆ジャカルタでもアウトメカニカが開催予定

また、9月24日(木)から27日(日)の4日間にかけて、『アウトメカニカジャカルタ』がNusantara International Convention Exhibition (NICE)で開催予定。出展者数予測は約350社。インドネシアのコングロマリット・Astra Internationalや、自動車・二輪車部品メーカーのDharma Group、自動車パーツの代理店Timur Raya Anugerah Damaiなどが出展予定となっており、こちらも注目だ。入場料は事前登録制で無料(ビジネス来場者のみ)となっている。

アウトメカニカ フランクフルト 2024アウトメカニカ フランクフルト 2024

メッセフランクフルトについて

メッセフランクフルトは、800年以上にわたり見本市会場として親しまれるドイツ・フランクフルト市に本社を構える世界最大級の国際見本市主催会社です。約40万平方メートルの見本市会場を所有し、同社株の60%をフランクフルト市、40%をヘッセン州が保有しています。グループ全体では世界中に29の拠点と約2,700人*の従業員を有しており、世界各地域の約180カ国をカバーするグローバルネットワークは、メッセフランクフルトの強みの1つです。2025年のグループの売上高は約7.66億ユーロとなり、顧客のビジネス拡大に貢献しました。また、「サステナブル経営」を企業戦略の中核に置き、環境保全、経済活動、多様性と社会的責任などの観点において持続可能な状態を実現する経営を実践しています。見本市主催事業以外にも会場の貸出、施工、マーケティング、スタッフサービスやケータリングなど、オフラインとオンラインを合わせた包括的かつ幅広いサービスを提供し、顧客のニーズに合わせてビジネスをサポートしています。

詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。www.messefrankfurt.com

*2025年暫定数値

アウトメカニカ フランクフルトの詳細はこちら

《関口敬文》

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