スマホで5分、EVバッテリー寿命を予測診断…エッチ・ケー・エスら3社が実証実験

データの流れ
データの流れ全 2 枚

チューニングパーツメーカー・HKS(エッチ・ケー・エス))、KDEソリューションズ(KDES)、電知の3社は、EVバッテリー寿命予測診断システムの実証実験を2026年7月から2027年3月にかけて実施する。

【画像全2枚】

電知が保有する「電気化学インピーダンス法」による実測データと、HKSの専用デバイスが取得する車両情報を組み合わせることで、高精度なバッテリー寿命予測が可能になるとしている。

診断はスマホアプリと連動し、約5分で完結する。診断結果はEVバッテリーの実測値と車載値の2系統で解析され、グラフとコメントで提示される。利用環境による予測寿命と標準寿命との差異も可視化される。

実証実験はKDES直営3工場(大阪・堺・京都)で7月に開始し、10月には対象車両の拡大が予定されている。対象車両は日産『リーフ』1型と『サクラ』。2026年秋以降にはバッテリー発火予測診断の追加も予定されている。

診断結果(イメージ)診断結果(イメージ)

各社の役割は、KDESがEVリース満了車両を活用した継続的なデータ取得と商品化、電知がバッテリー寿命予測診断アルゴリズムの開発、HKSが診断に必要な車両情報取得デバイスの開発をそれぞれ担う。

データの流れは、(1)電知デバイスによるバッテリー実測・スマホ送信、(2)HKSデバイスによる車載値取得・スマホ送信、(3)スマホアプリによる電知サーバーへのデータ送信、(4)サーバー内での両データ照合・解析、(5)アプリでの寿命予測診断結果確認、という5ステップで構成される。

バッテリー価値の見える化により、車両の乗り換えやバッテリー二次利用の最適なタイミングが明確になるとされており、バッテリーの生産から廃棄までのサーキュラーエコノミー加速への貢献が期待されている。

《ヤマブキデザイン》

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