ボルボ『EX90』日本発売、価格1199万円からの旗艦EV

ボルボ EX90(海外仕様)
ボルボ EX90(海外仕様)全 14 枚

ボルボ・カー・ジャパンは7月8日、電気自動車(EV)の新型フラッグシップSUV『EX90』を発売した。3列7人乗りの室内空間と最新の安全技術を備え、ボルボ初の本格的なソフトウェア・デファインド・カー(SDV)として、OTA(無線アップデート)による継続的な機能進化に対応する。価格は1199万円から。

【画像全14枚】

EX90は、3列7人乗りのゆとりある室内空間を備えたフラッグシップSUVだ。日常の移動からレジャー、長距離ドライブまで幅広い用途に対応し、スカンジナビアンデザインを採用した内外装と実用性を両立した。

安全面では、最新のセンシング技術を組み合わせた「セーフ・スペース・テクノロジー」を採用する。車外ではカメラやレーダーなどのセンサーで360度の周囲環境を把握し、安全運転を支援する。

車内には、ドライバーの視線やステアリング操作を監視する「ドライバー・アンダスタンディング・システム」を標準装備。注意力低下や眠気を検知すると段階的に警告を行い、反応がない場合は車両を安全に停止させたうえで緊急通報を行う。

また、60GHzレーダーを活用した「オキュパント・センシング(乗員検知システム)」を搭載。ラゲッジスペースを含む車内全体を監視し、子どもやペットの置き去りを検知するとドアロックを制限し、車載ディスプレイやアプリに通知するほか、空調を作動させて熱中症や低体温症のリスク低減を支援する。

EX90は、ボルボの新世代「SPA2アーキテクチャー」と、独自の統合型技術基盤「スーパーセット・テックスタック」を採用した、ボルボ初のSDVでもある。

独自開発技術に加え、エヌビディア、クアルコム・テクノロジーズ、グーグルの技術を組み合わせた次世代コアコンピューティングシステム「HuginCore」を搭載。安全システムや駆動システム、インフォテインメント、バッテリー管理など車両機能を統合制御する。

コアコンピューターには、254TOPSの演算性能を持つ「DRIVE AGX Orin」を採用。AIを活用した先進安全機能や車両センサー、バッテリーマネジメントなどを高速処理する。また、インフォテインメントには「Snapdragon Cockpit Platforms」を採用し、車載ディスプレイやヘッドアップディスプレイの応答性と視認性を高めた。

OTAに対応しており、安全性や車両性能、ユーザーエクスペリエンスを継続的に更新し、時間とともに進化する設計としている。

インテリアには14.5インチのセンターディスプレイを採用し、Googleを搭載したインフォテインメントシステムを装備。9インチのドライバーディスプレイやヘッドアップディスプレイと連携し、必要な情報を分かりやすく表示する。

上位モデルには25個のスピーカーを備えたBowers & Wilkinsハイフィデリティ・オーディオシステムを搭載。Dolby Atmos対応に加え、「アビー・ロード・スタジオ」サウンドモードも用意した。

3列シートは最大7人が乗車可能で、各席が個別調整に対応。3列目までUSB-Cポートやカップホルダーを備え、2列目はスライドやリクライニング機能を採用する。3列目は170cmまでの乗員2人が快適に座れる設計とし、後席はボタン操作で個別に格納できる。

パワートレインは全車AWDを採用。106kWhのバッテリーと800Vアーキテクチャーにより、一充電走行距離650km(WLTCモード)を実現する。

最上位の「Ultra Twin Motor Performance」は、システム最高出力500kW(680ps)、最大トルク870Nmを発生し、0-100km/h加速は4.2秒としている。

メーカー希望小売価格(税込)は、「EX90 Plus Twin Motor」が1199万円、「EX90 Ultra Twin Motor」が1349万円、「EX90 Ultra Twin Motor Performance」が1399万円。XC90プラグインハイブリッドと同価格帯に設定し、プレミアムEVの新たな選択肢として投入する。

《高木啓》

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