水上でサウナを楽しむ「水素サウナボート」、ヤマハ発動機が開発に参画

水素サウナボート
水素サウナボート全 8 枚

ヤマハ発動機は、フィンランドのNPO法人セントラル・フィンランド・モビリティ・ファウンデーション(Cefmof)と共同で、水素エネルギーを活用したサウナボートの開発および実証プロジェクトに参画すると発表した。

【画像】水素サウナボートと電動推進機「HARMO」

このプロジェクトは、水素燃料電池および水素カートリッジで発電した電力を使い、ヤマハ発動機の電動推進機「HARMO(ハルモ)」でボートを駆動するとともに、水素サウナ設備を運用するものだ。外部組織との協業による水素と電動を組み合わせたマリン用途への取り組みは、同社にとって初めてとなる。

HARMOは、電動モーターを動力とする推進機ユニットとステアリングシステムなどで構成された電動推進機だ。モーター駆動にリムドライブ方式を採用することで高効率な推進力を発揮し、特に低速域で強い推進力を生み出す。低振動・低騒音を特徴とし、乗船者に快適な空間を提供するとともに、スムーズで高い操船性を実現する。

水素サウナボートに搭載されたヤマハ発動機のHARMO水素サウナボートに搭載されたヤマハ発動機のHARMO

ヤマハ発動機は同プロジェクトにおいて、HARMOの提供およびボートへの実装に関する技術・人員支援を担う。なお、本取り組みは実証として実施するもので、現時点で事業化や販売を前提としたものではないとしている。

開発されたサウナボートは、2026年7月30日からフィンランドで開催される世界ラリー選手権(WRC)ラリー・フィンランドで披露される予定だ。

なお、水素サウナ設備はハービア(Harvia Plc)とトヨタ自動車が共同開発したもので、水素の燃焼により発生する熱を利用する新しいサウナだ。また、Cefmofはフィンランド・ユバスキュラ市、トヨタ・ガズー・レーシング・ワールド・ラリー・チーム、トヨタ・モビリティ基金の連携により設立されたNPO法人で、カーボンニュートラルの達成に向けた持続可能なモビリティやまちづくりの実証に取り組んでいる。

水素サウナボート水素サウナボート

ヤマハ発動機は、本取り組みが同社の推進するサステナビリティおよび脱炭素社会の実現に向けた「マルチパスウェイ」の考え方に合致するものだと説明している。電動化に加え、水素など多様なエネルギーの可能性を検証することで、環境負荷低減と新たな価値創出の両立を目指す。

《レスポンス編集部》

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