日野自動車は、小型バス『リエッセⅡ』を改良し、発売した。
今回の改良の最大のポイントは、PCS(プリクラッシュセーフティ:衝突被害軽減ブレーキ)の性能強化だ。
これまで車両や歩行者が主な検知対象だったが、新たに自転車や自動二輪車にも対応。さらに直進時だけでなく、交差点での右折時に対向直進車や横断中の歩行者・自転車、出会い頭時の車両・自動二輪車の検知にも新たに対応した。ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせて検出し、ブザーとディスプレイ表示で警告するとともに、プリクラッシュブレーキを作動させて衝突回避または被害軽減をサポートする。
また、新機能として「低速時加速抑制機能」を標準装備した。低速走行時に前方の歩行者・自転車・車両を検知した状態で、アクセルペダルが必要以上に強く踏み込まれた場合に、エンジン出力の抑制または弱いブレーキをかけることで加速を抑える仕組みだ。
急ブレーキ時にハザードランプを自動点滅させて後続車に注意を促す「緊急ブレーキシグナル」も新たに標準装備し、追突リスクの低減を図っている。
ドライバー支援機能では、交差点での信号変化や先行車の発進をブザーとディスプレイ表示でいち早く知らせる「発進遅れ告知機能(TMN)」を新搭載。右折矢印信号の検知にも対応している。
情報表示面では、7.0インチTFTカラーのマルチインフォメーションディスプレイとカラー液晶デジタルメーターを全車に標準搭載し、安全装備の作動状況や警告・アドバイスを視認性高く表示する。
東京地区希望小売価格(税抜)は、EXグレード(29人乗り・6速AT・167PS)が986万5000円、GXグレード(29人乗り・6速AT・147PS)が839万6100円となっている。
日野自動車は「商品品質」と「トータルサポート品質」を掛け合わせた「総合品質」を強みとして、安全性能やドライバー支援機能の向上を通じ、持続可能な社会の実現を目指すとしている。




