そのスマホ、良い音を楽しむ権利を棒に振ってる!?[音を良くする“初級鉄板プラン”をプロが伝授]

『クァンタム』(茨城県守谷市)にて製作されたオーディオカーの一例。
『クァンタム』(茨城県守谷市)にて製作されたオーディオカーの一例。全 3 枚

ステアリングを握っているときにはいつも音楽を聴いているというのなら、その音楽をもっと良い音で楽しむことにも少なからず関心があるはずだ。ここではそんなドライバーに向けて、有名専門店に訊いたお薦めの初級システムアップ法を紹介している。

【画像全3枚】

今回は、茨城県守谷市にて店舗を構える実力ショップ『クァンタム』の土屋さんに話を訊いた。

◆まずは、愛用の音楽ストリーミングアプリの契約状況による音質の違いを把握せよ!

早速クァンタムの土屋さんに、音を良くしたいと言って来店するビギナーにどんな提案をすることが多いのかを訊ねると……。

「実は最近、良い音を楽しめるツールを持っていながらも、それを活かせていないケースをとても多くお見かけします。なのでまずは、そうなっていないかをご確認させていただいています。

というのも、今は多くの方が車両のメインユニットにスマホを繋ぎ、スマホのストリーミングアプリで音楽を聴かれていますが、そこにいくつかの盲点があるんです。

まずそれらストリーミングアプリは高音質対応になっている場合がほとんどですが、契約状況によってはむしろ音質は良くありません。

なので最初に、お使いのストリーミングアプリは、どのような契約にするとどこまでの高音質再生が可能かをご確認していただいています。そして高音質再生が楽しめる契約へのご変更をお薦めしています」

『クァンタム』(茨城県守谷市)にて製作されたオーディオカーの一例。『クァンタム』(茨城県守谷市)にて製作されたオーディオカーの一例。

◆高音質を聴ける契約になっていても、その権利をみすみす棒に振っていることがある!?

「なお高音質な音源を聴ける契約になっていても、その権利を棒に振っていることがとても多いです。

なぜなら、アプリの初期設定では通信量をセーブする設定になっていることが多いからです。そうであると、高音質を聴ける契約であっても情報量がまびかれて受信することとなり、むしろCDより音質が落ちてしまいます。

なので1度、通信量をセーブする設定のままになっていないかを必ずご確認いただきたいです。

で、そうなっていればもう大丈夫かというと、実はもう1つ落とし穴があるんです。それは、Bluetoothです。高音質を楽しめる状況が整っていたとしても、Bluetoothで繋いだ瞬間にすべてがご破算になることが多いです」

『クァンタム』(茨城県守谷市)にて製作されたオーディオカーの一例。『クァンタム』(茨城県守谷市)にて製作されたオーディオカーの一例。

◆Bluetoothが高音質タイプでなければ、それにて高音質リスニングの権利が消失…

「実は、Bluetoothで飛ばす際にはBluetoothのスペックに依存することとなり、スマホのBluetoothコーデックが高音質タイプでなければ、または車両のメインユニットが高音質コーデックに対応していなければ、そこでまた高音質では聴けなくなってしまいます。

そうであったら、車両のメインユニットがApple CarPlayとAndroidAuto(以下、カープレイ)に対応している場合には有線にてカープレイ接続してください。そうすれば高音質再生が可能となります。またはスマホが高音質のBluetoothコーデックに対応している場合には、それに対応するBluetoothレシーバーを導入しても良いですね。

そうしていずれかの方法で高音質再生が可能となれば、どうシステムアップすれば良いのかが見えてきます。音の質感を上げたければスピーカー交換を、低音が足りなければサブウーファーの追加を、音響コンディションを整えたければパワーアンプ内蔵DSPの追加をご検討されると良いですね。

お近くでしたらお気軽にお越しください。さまざまなご提案ができると思います。お待ちしています」

《太田祥三》

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