日産『アトラス』のEVコンバージョン、1000km走行確認を完了…8月量産開始へ

・ヤマト・モビリティが「日産アトラス(F24型)ベース EVコンバージョン」の1000km走行確認を完了し、2026年8月の量産開始に向けて開発を完了した。

・試験後半では横浜を出発し、生産委託先のオートワークス京都(京都府宇治市)まで約500kmの連続走行を実施、問題なく完走した。

・今後は量産準備段階に移行し、オートワークス京都が日産アトラスの量産工場としての経験を活かして生産を開始する予定だ。

日産『アトラス』EVコンバージョンの「1000km走行確認」
日産『アトラス』EVコンバージョンの「1000km走行確認」全 4 枚

ヤマト モビリティ&Mfg.は、日産『アトラス』(F24型・ガソリン車)ベース EVコンバージョンの開発完了の節目として「1000km走行確認」を実施したと発表した。

【画像】日産『アトラス』のEVコンバージョン

同製品は、2025年発売の三菱ふそう『キャンター』ベースのEVコンバージョンに続く第二弾製品として開発が進められており、2026年8月の量産開始を目指している。

■前半は都市部での短距離走行を想定した試験

横浜事業所出発横浜事業所出発

走行確認は前半と後半に分けて実施された。前半では、ヤマト・モビリティの拠点がある関東圏にて、EVコンバージョントラックの最も一般的な使われ方と想定される「主に都市部での短距離輸送=ラストワンマイル配送」に近い使用パターンで走行と充電を繰り返し、問題や不具合が生じないことを確認した。

■後半は横浜~京都間、約500kmの連続走行試験

一般道充電一般道充電

後半では、高速道路や勾配のある郊外路での使用でも問題が生じないことを確認するため、7月5日20時に横浜を出発。生産委託先である京都府宇治市のオートワークス京都の本社工場まで、約500kmの連続走行試験を実施した。

試験中に一切の問題を生じることなく、EVによる軽快な走りと実用十分な電費を両立しながら、7月6日朝8時に無事オートワークス京都本社工場へ到着した。

■量産準備段階へ移行、オートワークス京都が生産担当

ヤマト・モビリティは今回の結果を受け、「日産アトラス EVコンバージョンは自信を持ってお客様にお届けできる性能と品質に仕上がった」との確信を得たとしている。

今後は量産準備段階に移行し、作業のバトンをオートワークス京都に引き渡す。オートワークス京都は過去に日産アトラスの量産工場だった経験を活かし、日本の自動車量産メーカーと遜色ない組立品質での生産開始を予定している。

両社はこの事業を通じて、物流・流通業界全体におけるEV比率の向上と環境負荷の低減に寄与するとともに、事業のさらなる拡大を図るとしている。具体的な生産・販売計画や受注状況に進展があった場合は、改めて発表するとしている。

《森脇稔》

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