フィジカルAI分野をリードするであるMomenta(モメンタ)とXHEARTは8月19日、ブラックベリー傘下のQNXが提供する安全認証済みOS「QNX OS for Safety」を、自動運転プラットフォームの基盤として採用したと発表した。
今回の取り組みは、モメンタのフルスタック自動運転ソリューション、XHEARTの車載グレードSoC「X7」、そして「QNX SDP 8.0」をベースに構築された「QNX OS for Safety」を統合したもの。3社は量産対応のソリューションとして提供し、OEMメーカーが世界の機能安全基準を満たしながら自動運転の展開を加速できるよう支援する。
このプラットフォームはISO 26262 ASIL Dの認証を取得しており、走行安全性と知能化を高める。欧州のUN R171(DCAS)への準拠が求められる市場など、厳格な規制環境向けの車両に対して、機能安全を確保した基盤をOEMに提供する。
モメンタのSVP(上級副社長)であるHuan Sun氏は「フィジカルAIのグローバル展開には安全性が最優先だ。QNXとXHEARTとの協業により、世界最高水準の安全基準に基づく量産対応システムを提供できることを誇りに思う。これにより、自動車メーカーは世界各地の市場へ、安心してインテリジェント車両を投入できるようになる」とコメントした。
QNXのSVP(製品・戦略担当)、Grant Courville氏は「モメンタとXHEARTは次世代のフィジカルAI技術の実現を支援しており、QNXはその未来を支える安全認証済みOSとして貢献できることを誇りに思う。この協業により、世界トップクラスの自動運転システムにおける信頼できる基盤ソフトウェアプロバイダーとしての地位をさらに強固にする」と述べた。
XHEARTのCEOであるTL Lee氏は「次世代の自動運転構築にはAIネイティブなシリコンが必要だ。X7 SoCとQNXの認証済みOS、モメンタのアルゴリズムを組み合わせることで、グローバル市場が求める性能・安全性・スケーラビリティをOEMに提供できる」と語った。
モメンタは世界の主要OEMやモビリティプラットフォームと連携し、乗用車からロボバン、ロボトラック、ロボタクシーまで幅広い車両プラットフォームで量産展開を加速している。QNXの技術は現在、世界で数億台の車両に搭載されているほか、産業用制御機器、ロボティクス、医療機器、商用輸送、鉄道、航空宇宙・防衛など高い安全性と信頼性が求められる幅広い重要システムを支えている。




