ホンダ・レーシング、MotoGP目指す若手育成プログラム「Honda Racing School & Scholarship」開始へ…2027年度から

ホンダRC213V(参考)
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ホンダ・レーシング(HRC)が、二輪ロードレースの最高峰FIM(国際モーターサイクリズム連盟)ロードレース世界選手権MotoGPクラスをはじめとした世界トップカテゴリーで活躍するライダーの育成を目的に、「Honda Racing School & Scholarship」を2027年度に開始する。

◆MotoGPへの道が変わった

近年、世界のレーシングライダーの育成環境は大きく変化している。かつてはMotoGPへのステップアップに国内選手権からの昇格が主流だったが、現在は若年期からの国際レースでの実績が重要視されるようになっている。

具体的には、14歳以上を対象とした「Idemitsu Moto4 Asia Cup」などのMoto4クラスを皮切りに、欧州の「FIM Moto3 Junior World Championship(Moto3 Junior)」や「Moto2 European Cup」で実績を積み、FIMロードレース世界選手権のMoto3クラス・Moto2クラスへ昇格。そこで結果を残すことでMotoGPへ到達する流れが主流になりつつある。

◆欧州を舞台にした実戦型プログラム

新プログラム「Honda Racing School & Scholarship」は、実戦の場を欧州に設定し、10代のうちから国際レースを経験することで世界で戦える力を養うことを目的としている。

Moto4やMoto3 Juniorへの参戦時に参戦費用の一部をHRCが負担するスカラシップ制度を新設し、ライダーがより早い段階から世界基準の競争環境に挑戦できる体制を整える。

◆これまでの育成実績

HRCはこれまでも国内育成スクール「ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿(HRS)Motoクラス」に加え、アジア地域で実践型育成プログラムを展開してきた。

こうした取り組みを通じて、2025年にMotoGPに参戦したソムキアット・チャントラ選手や、「Idemitsu Honda Team Asia」からMoto2に参戦するマリオ・アジ選手など、世界選手権で活躍するライダーを輩出してきた。

HRCは今後、「Honda Racing School & Scholarship」を中心に次世代トップライダーの育成をさらに加速させていく方針だ。

◆HRSの歩み

HRSの前身となる「鈴鹿サーキットレーシングスクールジュニア(SRS-J)」は1992年に開校。その後、1993年にカートクラス、1995年にフォーミュラクラスが加わり、二輪・四輪ともに世界トップカテゴリーのライダー・ドライバーを育成する教育機関として発展してきた。2022年には現在の名称「ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿(HRS)」に変更されている。

《森脇稔》

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