アヒル型の家庭用ロボット『Microduck』…こんなことできる? 価格は399ドルから

愛らしいアヒル型の家庭用ロボット「Microduck」発表 Hugging Face傘下Pollen Robotics
愛らしいアヒル型の家庭用ロボット「Microduck」発表 Hugging Face傘下Pollen Robotics全 4 枚

Hugging FaceグループのPollen Roboticsは2026年8月27日、新しいロボット「Microduck」を発表した。公式YouTubeやXで動画も公開されている。

【画像全4枚】

その名の通りアヒルのような愛らしい姿をしたこのロボットは、身長25cm、重さ780gというコンパクトなサイズながら、よちよちと歩き、転んでも自力で起き上がり、新しい動きを学習していくというユニークな存在だ。

動画では、床の上を軽快に歩き回るMicroduckの姿が映し出されており、その動きの滑らかさと愛嬌のある佇まいが印象的である。家庭用ロボットとしての親しみやすさと、技術的な作り込みの両立を目指した製品だと言える。

15自由度とセンサー群を搭載したハードウェア

Microduckの内部には、15自由度が組み込まれており、複雑な動作を可能にしている。加えて、フロントカメラ、8x8のLiDAR、2つのIMU(慣性計測装置)、マイク、スピーカー、NFC、Wi-Fi、Bluetoothといった多彩なセンサーと通信機能が詰め込まれている。これだけの機能をわずか780gの筐体に収めている点は、小型ロボット開発における技術的な挑戦の成果と言えるだろう。

写真では、オレンジ色の足先とくちばし状のパーツが特徴的で、丸い目のようなセンサー部分がキャラクター性を際立たせている。

出荷時からできること、そして拡張性

Microduckは出荷された状態ですでに、歩く、座る、しゃがむ、ローラースケートをする、関節式のくちばしで物をつかむ、転倒からの回復を自力で行うといった多彩な動作を実行できる。さらにゲームコントローラーで操作したり、アクセサリーやNFCタグ付きのオブジェクトを取り付けたり、自律行動を実行させたりすることも可能だ。

複数のMicroduckを集めればレースやサッカーといった対戦形式の遊び方もできる。文字起こしの中では「パパと一緒に遊びに行きましょう」という言葉が繰り返されており、これはMicroduckが発する音声または動作に連動したフレーズと考えられ、家族の一員のように振る舞うロボットとしての性格づけがなされていることがうかがえる。

オープンソースと今後の展開

Microduckのソフトウェアは完全にオープンソースで公開されており、GitHub上でコードが公開されている。

複数のMicroduckが色違いで並べられている様子も確認できる。クリーム、グラファイト、ラベンダー、スカイの4色展開が予定されており、それぞれ異なる個性を演出できるようになっている。

価格は税・送料別で399ドルからの予約受付が開始されており、初回出荷は2026年のクリスマス前を目標としている。小型でありながら高度なセンサーと自由度を備え、オープンソースで拡張性も高いMicroduckは、家庭用ロボットの新しい形を提案する製品と言えるだろう。

今後、実際にユーザーの手に渡ってどのような遊び方や活用法が生まれていくのか、コミュニティの反応にも注目が集まる。


ロボスタオンラインセミナー情報

「触覚」のAIロボット最新研究と実装の最前線

ロボスタでは、AIロボット実装の鍵を握る最新技術のひとつ「触覚・力覚」をテーマに、オンラインセミナー「ロボットは「触覚」で進化する ヒューマノイド・フィジカルAI時代のハプティクス最前線」を9月17日(木)に開催します。

セミナー「ロボットは「触覚」で進化する ヒューマノイド・フィジカルAI時代のハプティクス最前線」を開催

講演では、「人間の触覚・力覚とは何か」「ロボットに触覚はなぜ必要なのか」といった基礎から、視覚AIとの融合、遠隔操作やテレオペレーションとの関係、医療・介護・製造分野への応用、さらにはヒューマノイドやフィジカルAI時代における触覚技術の役割まで、最新の研究動向を交えながらわかりやすく解説していただきます。
後半は、柔軟ゴムセンサ「e-Rubber」の開発や実証実験、「身体性AI」やロボットへの応用事例等をご紹介。

大学等における最先端研究と、企業による社会実装の両面から、触覚技術の現在地と今後の可能性を深掘りします。ぜひ、ご参加下さい。
詳しくはこちら

急成長する中国ヒューマノイド市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く

ロボスタではオンラインセミナー「日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか 急成長する中国市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く」を開催します。

セミナー「日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか 急成長する中国市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く」

匠新(ジャンシン)は、「日中イノベーションのエコシステム」をつくることを掲げ、日本企業と中国企業、政府機関、大学、投資家、メディアをつなぎ、日中間の事業連携を支援してきた企業。中国ヒューマノイド市場の最新動向とデータ分析、中国イノベーションの現場、日本企業との連携事例、日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか、などについて解説していただきます。

世界をリードする中国ヒューマノイド産業の現在地と、日本企業にとっての連携・参入の可能性を、データと具体的な事例から読み解く貴重な機会です。

先着で無料ご招待します。詳しくはこちら

愛らしいアヒル型の家庭用ロボット「Microduck」発表 Hugging Face傘下Pollen Robotics

《ロボスタ編集部》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『スイフトスポーツ』が2027年復活? 48Vターボ搭載で次期GRヤリスのライバルに
  2. JFEスチール、国内初のスタンプチャージ式大型コークス炉が稼働…環境負荷を軽減
  3. トヨタ『プロボックス』25年目にフルモデルチェンジか…8月のスクープ記事ベスト5
  4. 【トヨタ bZ4Xツーリング 新型試乗】「これなら売れるに決まってる」ただ長くなっただけじゃない、別モノの進化
  5. 【全文PDFプレカン】北京モーターショー2026…日産自動車プレスカンファレンス
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  5. マクラーレン、2028年市販の新型スーパーカーをプレビュー…伝説の「マクラーレンF1」以来のMT搭載
ランキングをもっと見る