トヨタ『GR KART』発売、子どもから大人まで共有できる入門用カート…38万5000円

・GRは入門用レーシングカート「GR KART」を9月10日に発売

・ノアやヴォクシーで運べ、立てて保管できる構造や安全設計を採用した

・専用アプリ「GR app」で学習やドライバーパスポート管理を支援する

トヨタ『GR KART』
トヨタ『GR KART』全 25 枚

トヨタのモータースポーツブランド「GAZOO Racing(GR)」は9月10日、入門用レーシングカート「GR KART」を国内で発売した。

【画像】トヨタ『GR KART』

GR KARTは、子どもたちやファミリー層がモータースポーツに触れる入口を広げることを目的に開発した入門用カート。レーシングカートは操る楽しさを体感できる一方で、車両価格や運搬・保管、整備などが入門者の負担になりやすいとして、参加しやすい仕組みを目指した。

トヨタ『GR KART』トヨタ『GR KART』

主な特徴として、始めやすい価格設定に加え、購入後も整備や調整の手間を減らす機構を取り入れた。運搬面では、分解せずに『ノア』や『ヴォクシー』へ積載できるサイズとし、立置き保管にも対応する。エンジンオイルキャッチタンクや、フロート室を持たないダイヤフラム式キャブレター、給油口の向きなどにより、燃料やエンジンオイルを入れたままでもカートを立てられる構造としている。

また、子どもから大人まで同じ1台を共有できるよう、ワンタッチ操作のペダルスライドとステアリングチルトでドライビングポジションを調整できる。身長135cmから185cmに対応する。レース参加時には最大15kgのウエイトを搭載できるウエイトBOXも装備する。

走行前の準備やメンテナンスの負担を抑えるため、ベルト駆動にはオートテンショナーを採用し、張り調整を不要とした。エンジンには自己充電式のバッテリーを内蔵し、別体バッテリーの搭載や充電の手間を不要としている。

トヨタ『GR KART』トヨタ『GR KART』

安全面では、接触時に他車が自車のリヤタイヤへの乗り上げを抑制するバンパー形状や、万一のハブ抜けを防ぐリヤハブのストッパーピンなどを挙げた。シート形状やアクセルワイヤーの固定方法にも配慮したという。

GR KARTの主要諸元は、全長1820mm、全幅1160mm、全高670mm、車両重量83kg、総排気量215cc。メーカー希望小売価格(消費税込み)は38万5000円。

販売は国内の一部カートコースと一部GR Garageで行い、順次拡大予定とした。取扱いカートコースは全国36拠点、GR Garageは全国7拠点(2026年9月9日時点)だ。

購入前から走行までの支援として、専用アプリ「GR app」を用意する。座学コンテンツの提供や、利用者登録、ドライバーパスポートの取得・管理を行い、対応するカートコースでスポーツ走行の資格証明として利用できる。

トヨタ『GR KART』トヨタ『GR KART』

なおGR KARTはクローズド走行専用車・競技専用車であり、一般公道での走行はできない。公道走行に必要な車両登録やナンバープレートの取得もできない。

《森脇稔》

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