HEREテクノロジーズは9月14日、ドイツで開幕する「IAA TRANSPORTATION 2026」に、AIを活用したルート最適化と意思決定支援機能を出展する。
同社は、フリート(車両群)や物流事業者が直面する実務的な課題の解決に取り組んでいる。朝の時点で計画されたルートが、交通渋滞、ドライバーの不在、運送業者のトラブル、直前の注文変更などによって数時間以内に崩れてしまうという問題だ。
HEREはルート最適化を、従来の静的な計画から一歩進め、3つの機能を組み合わせることで実現する。
1つ目は、時間や制約条件の変化に対応できるルート計算エンジン。2つ目は、ドライバーや配達現場のリアルな情報を収集する「ラストメーター配送ガイダンス」。3つ目は、ルート最適化の判断を説明し、配車担当者に実行可能な改善案を提示するAI推論レイヤーだ。
さらに、重量物輸送において最も安全で法令に準拠した効率的なルートを特定・説明するAIエージェントのデモも行う。これにより、配車担当者はより高い確信を持って業務計画を立てられるようになる。
HEREテクノロジーズのプロダクトマネジメント上級ディレクター、バート・コッペルマンス氏は「より良い計画を作るだけでなく、輸送チームが変化を予測し、次に何をすべきかを把握できるよう支援することが重要だ」と述べた。
■世界90カ国以上をカバーする商用車向けプラットフォーム
HEREのAPIは世界90カ国以上の主要物流ルートをカバーし、月間約2250億kmのトラックルートを処理している。多国籍フリートや地域の配送ネットワーク、グローバルなサプライチェーンを支える輸送管理システムにも採用されている。
■IAA 2026でのセッション情報
9月15日16時から16時45分には、「データから意思決定へ:ロケーションインテリジェンスがトラックモビリティを変革する方法」と題したインダストリーステージセッションを開催。ダイムラートラックのアンドレアス・ヨスコ氏、エイデンオートのニクラス・ギレンラム氏らが登壇する。
9月16日10時30分からはワイヤレスカーとの共同セッション「コネクテッドトラックとAI:よりスマートな物流プロセスの開発」も予定されている。
HEREのブースはホール13に設置され、商用車運行、フリート最適化、輸送インテリジェンスなどのデモが行われる。




