ホンダのフラッグシップセダン『アコード』が、次期型で大きくイメージを変える可能性がある。新型『プレリュード』で採用された新世代デザインが今後の量販モデルへ展開されるとすれば、その有力候補のひとつがアコードだ。
北米市場を代表するグローバルセダンのアコードは、新世代デザインを採用するモデルとして注目される存在だ。
◆4ドアモデルとしてのデザイン
そこで今回制作したのが、次期アコードをイメージした予想CGだ。プレリュードで採用された新たなデザイン言語をベースとしながら、4ドアモデルとしての伸びやかさや上質感を高める方向で仕上げた。
最大の特徴は、上下2段構成としたフロントフェイスだ。上段には左右方向へ伸びる極薄のLEDシグネチャーを配置し、その中にウインカーやポジションランプを内蔵。下段には独立したメインヘッドライトを組み合わせ、プレリュードの世界観を取り入れながら、アコードらしい落ち着きを持たせている。
フロントバンパーには大型のロアグリルを配置した。左右のエアインテークも立体的な造形とし、ノーズ全体を低くワイドに見せることで、現行型よりスポーティな表情を狙った。
ホンダ アコード 次期型の予想CG
◆ファストバック・クロスオーバー
サイドビューも大きく変化させた。ルーフからリアエンドへ滑らかにつながるファストバック調のシルエットを採用し、ボディサイドのキャラクターラインはシンプルに整理。下部には前後方向へ流れるプレスラインを組み合わせた。さらに、フラッシュタイプのドアハンドルやブラックのフェンダーモールを採用することで、従来の4ドアセダンとは異なるクロスオーバーテイストも加えた。
◆次世代ハイブリッドシステムを搭載か
次期型で注目されるのはデザインだけではない。
ホンダは次世代ハイブリッドシステムの開発を進めており、2027年以降に投入する次世代HEVへの採用を計画している。次期アコードも、その新世代e:HEVを搭載する有力モデルのひとつとなりそうだ。
ホンダ アコード(北米仕様)現行さらにポイントとなるのが「Honda S+ Shift」だ。エンジン回転数と加減速を緻密に連動させ、有段変速機のようなダイレクトな変速感を作り出す技術で、プレリュードにも採用されている。次期アコードへ展開されれば、従来以上にドライバーの操作に応えるスポーティなe:HEVへ変化する可能性がある。
◆現行型ライフサイクルとの兼ね合い
全面刷新の時期は、2027~28年頃がひとつの目安となる。現行型のライフサイクルに加え、ホンダが次世代ハイブリッド車を2027年から順次投入する計画を進めていることを考えると、その時期が重なる可能性がある。
世界的にセダン市場が縮小するなかでも、アコードは北米を中心にホンダを代表するグローバルモデルであり続けている。次期型では、プレリュードから始まった新しいデザインと次世代e:HEV、「Honda S+ Shift」を組み合わせ、これまでとは異なるアコード像を打ち出す可能性がありそうだ。




