中国・深圳、フィジカルAI関連1200社超へ…ヒューマノイドから量産まで

深圳
深圳全 2 枚

イードが運営するロボット・AI専門メディア『ロボスタ』は、中国・深圳のフィジカルAI/ヒューマノイド関連企業を巡る法人向け視察ツアーを、11月22~25日に開催する。

【画像全2枚】

ヒューマノイドからロボットハンド、触覚センサー、学習用データ、部品、ODM・量産まで、急速に形成されているフィジカルAI産業のエコシステムを現地で探る。

◆深圳、フィジカルAI産業1200社超へ

深圳は中国を代表するロボット産業の集積地のひとつだ。特に近年は、AIがロボットなどの「身体」を通して現実世界を認識し、判断して動く「フィジカルAI」に関わる産業の育成が進んでいる。

深圳市科技創新局は2026年6月、「深圳市具身智能ロボット技術革新・産業発展行動計画(2025-2027年)」の改訂版を公表した。「具身智能」は英語の「Embodied AI」に相当し、フィジカルAIと重なる概念だ。

深圳市は同計画で、国内外をリードする具身智能ロボット産業集積地を形成する方針を示した。2027年までに関連産業の規模を1000億元以上、具身智能ロボット産業クラスターの関連企業を1200社超とすることを目指している。

対象はロボット完成機だけではない。小型モーターや一体型関節モジュール、6軸力センサー、電子皮膚、触覚センサー、AIチップ、バイオニック型多指ロボットハンド、AI基盤モデルなど、ヒューマノイドを構成する幅広い技術が重点開発分野に指定されている。

さらに深圳市工業・情報化局と深圳市科技創新局は8月、「深圳市スマートロボット産業高品質発展推進計画(2026-2028年)」を策定した。2028年までに深圳を「世界で最も影響力のあるスマートロボット産業拠点」とする目標を掲げている。

同計画では、センサー、アクチュエーター、減速機、コントローラーなどの主要部品を深圳域内で近接調達できる「半時間供給圏」の形成を目指す。ロボットメーカーが研究開発から量産・納入までを深圳で一貫して行える産業環境を整える考えだ。

つまり深圳では、ヒューマノイドメーカーが集まるだけでなく、AI、センサー、ロボットハンド、部品、学習用データから製造・量産までを含むフィジカルAIのサプライチェーン形成が進められている。

★ツアー詳細&申し込み
【ロボスタ企画】
中国・深圳「フィジカルAI・ヒューマノイド視察ツアー」開催へ
企業訪問を通じて開発・量産・社会実装の最前線を探る
https://robotstart.info/article/2026/09/29/382457.html

◆完成機から学習データ、ODM・量産まで視察

イードの今回のツアーも、こうした深圳の産業構造を横断して視察する内容となっている。

訪問予定は、中国の大手ヒューマノイドメーカーをはじめ、触覚・ロボットハンド関連企業、フィジカルAI向けデータ収集・ロボット学習関連企業、モーションキャプチャー/データ収集関連企業、ロボットODM・製造関連企業などだ。

完成したロボットのデモを見るだけではなく、「ヒューマノイド→ハンド・触覚→学習データ→サプライチェーン→ODM・量産」という流れを追い、研究開発から社会実装までを視察する。

企業担当者とのQ&Aや意見交換も実施する。中国のフィジカルAIが事業化、量産、社会実装でどこまで進んでいるかを確認するとともに、日本企業にとってのPoC(概念実証)、部品・材料供給、調達、共同開発、技術提携などの事業機会を探る。

また、深圳で社会実装が進むロボタクシーやドローン配送、ロボットを活用した店舗などの体験も予定している。

現地では、深圳を拠点にフィジカルAI/ロボティクス分野の企業調査や日中企業間の事業開発を手掛けるロボットワークス代表取締役の吉川真人氏が同行する。参加企業の関心や質問を事前に聞き取り、ニーズが合えば中国企業との商談やビジネスマッチングも調整する。

ツアーは11月22~25日の4日間。旅行代金は一般が1人59万8000円、ロボスタ・プレミアム法人会員企業が54万8000円。最小催行人数は10人で、申込締切は10月30日正午。

企画はイードのロボスタ編集部、企画協力・現地コーディネートはロボットワークス、旅行企画・実施はシーアイティーエス・ジャパンが担当する。

希望者向けには、11月26日に中国のハイテク展示会「チャイナ・ハイテク・フェア」を視察するオプショナルプログラムも用意する。

★ツアー詳細&申し込み
【ロボスタ企画】
中国・深圳「フィジカルAI・ヒューマノイド視察ツアー」開催へ
企業訪問を通じて開発・量産・社会実装の最前線を探る
https://robotstart.info/article/2026/09/29/382457.html

《高木啓》

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