ポルシェ『ミッションS』世界初公開、911を超える新型スーパースポーツに

ポルシェ ミッションS
ポルシェ ミッションS全 9 枚

ポルシェAGは10月16日、ミッドシップエンジンを搭載する新型スーパースポーツカー『ミッションS』を公開した。『911』の上位に位置づけられる新モデルを示唆するビジョンモデルとなる。

【詳細画像】ポルシェ ミッションSの内外装

戦略的再編「Sportwagenschmiede '35」の一環として、ブランドの進化したデザインアイデンティティーを示すもので、発表の場は、米国ニューヨーク・クイーンズの埠頭。1953年にポルシェ『550スパイダー』が撮影された歴史的な場所だ。

1953年に米国ニューヨーク・クイーンズの埠頭で撮影されたポルシェ『550スパイダー』1953年に米国ニューヨーク・クイーンズの埠頭で撮影されたポルシェ『550スパイダー』

ポルシェAG取締役会会長のミヒャエル・ライタース氏は「ミッションSは、今後数年にわたってポルシェを形作っていくアイデアやデザインの特徴を垣間見せてくれる」と述べた。また、「911の上位に位置づけられるミッドシップエンジン搭載スーパースポーツカーのプラットフォームであり、単発のハイパーカーではなく、恒久的かつ多用途な選択肢として加わるモデルだ」と位置づけを明確にした。

◆歴史的名車からの継承と革新

ポルシェ ミッションSポルシェ ミッションS

エクステリアは、魚雷型フェンダー、象徴的なルーフライン、ワイド&ローなプロポーションを核に構成される。「フローティングボリューム」と呼ぶ表現を採用し、浮いているように見える曲面が彫刻的な外観を生み出している。

デザインの参照元は歴史的なポルシェの名車群だ。丸型ヘッドライトと魚雷型デザインは911を踏襲し、ライトのグラフィックに溶け込むシャットラインは「911 Gモデル」へのオマージュとなっている。フラットなフロントデザインは1998年のル・マン24時間で総合優勝を果たした「911 GT1」から着想を得ており、ダイナミックなルーフラインはスーパースポーツカー「959」を彷彿とさせる。

ホイールは「928」の象徴的な「ダイヤルデザイン」を基に、軽量化を追求した新たなデザインコンセプトを採用した。「917」のラジエーターファンを彷彿とさせる冷却システムや、完全に一体化したアクティブリアウイングも搭載する。

ポルシェ ミッションSポルシェ ミッションS

◆“ドライバー重視”を突き詰めたインテリア

インテリアのデザインは、550スパイダーや「356」といった歴史的なポルシェのスポーツカーを基にしている。ダッシュボードとドアには2本の特徴的なラインが走り、「車内の奥深く」に座る独特の感覚を演出する。

アナログとデジタルのコントロール類をシームレスに融合させており、伝統的なスイッチやボタンとモダンなディスプレイを組み合わせた人間工学に基づくレイアウトを実現している。

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カラーリングはホワイト、グレー、レッドの色調を採用し、ポルシェのレーシングカーの伝統を引き継ぐ。特別に開発されたファーンホワイトメタリック、ライトレッドメタリック、ブラッククロームなどのカラーが用意される。

◆センターディスプレイがないコックピット体験

ドライバー体験における最大の特徴は、ダッシュボードへの常設センターディスプレイおよび助手席側ディスプレイを意図的に搭載しないという判断だ。その代わりに、MagSafeテクノロジーに対応した格納式スマートフォンシステムを採用し、ナビゲーションや情報表示に活用できる設計とした。

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ステアリングホイールの後ろには5つの丸型メーターを配置。中央にはアナログの針を備えたレブカウンターがあり、走行モードに応じてドライバーの視界に近づく仕組みだ。丸型メーターの配置も走行モードに合わせて変化する。

その他の特徴として、ポルシェの伝統に倣いステアリングホイールの左側に配置されたキー専用ホルダーや、ダッシュボードに新設されたプッシュ・プル機能付きコントロールエレメントが挙げられる。刷新された「スポーツクロノ」もアナログとデジタルを融合させた。

◆常時ラインナップに並ぶスーパースポーツカーに

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ポルシェは、911に加えて初めて常時ラインナップに並ぶスーパースポーツカーの導入を計画している。数十年にわたるモータースポーツの経験と革新的な技術を基盤に、最高水準の技術力と最大限の柔軟性を実現することを目標に掲げる。

ポルシェのスタイル部門責任者のトビアス・ズールマンは「ミッションSは先見性のある包括的なデザイン戦略の成果であり、将来の製品ポートフォリオへと落とし込んでいく基本的な戦略の方向性を示している」と述べた。

《レスポンス編集部》

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