日本製鉄は、耐水素脆化特性に優れた2.0GPa級アルミめっきホットスタンプ用鋼板(2.0G AL-HS材)が、日産自動車の新型『エルグランド』および海外の自動車メーカーの車体部品に採用されたと発表した。
車体の軽量化には材料の高強度化が有効だが、高強度鋼板は侵入水素の影響で強度低下や割れを引き起こす「水素脆化」が発生しやすいという課題があった。
日本製鉄は製法の最適化によってこの課題を克服し、耐水素脆化特性に優れる2.0G AL-HS材を開発した。
今回、同鋼板は日産自動車の新型エルグランドにおいて、車体骨格を構成する下部構造の補強部品に採用された。また、海外の自動車メーカーでも車体上屋の補強部品に適用されている。
日本製鉄は、今回の採用がグローバルな高強度ホットスタンプ材市場における同社の競争力を示すものだとしており、今後も多様な部品への適用拡大を目指す方針だ。自動車の安全性能向上や環境負荷低減を通じ、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。




