オットキャストが新製品3モデルを発表! CarPlayのワイヤレス化から物理操作まで進化が止まらない

オットキャストが新製品3モデルを発表! CarPlayのワイヤレス化から物理操作まで進化が止まらない
オットキャストが新製品3モデルを発表! CarPlayのワイヤレス化から物理操作まで進化が止まらない全 12 枚

今どきのクルマには欠かせないスマートフォンとの連携。Apple CarPlayやAndroid Autoのワイヤレス化をはじめ、車載ディスプレイの利便性を高めるアイテムを展開するOttocast(オットキャスト)が新製品3モデルを発表した。それぞれの特徴と魅力を紹介しよう。

【画像全12枚】

◆CarPlay/Android Autoをワイヤレス化する「U2Air Neo」が進化

公式サイト限定モデル「U2Air Edge」公式サイト限定モデル「U2Air Edge」

Ottocastから新たに発表された製品のひとつが「U2Air Neo」だ。有線接続のApple CarPlay/Android Autoをワイヤレス化する同社の代名詞ともいえるアイテムの上位モデルとなる。

昨今はワイヤレスのCarPlay/Android Autoを標準装備する新車も増えているが、有線接続のみに対応するクルマも少なくない。そんな車両に向けたU2Air Neoは車載の通信用USB端子に接続して初期設定を済ませるだけでワイヤレス化を実現する。以降はクルマに乗り込むたびにスマホと車両が自動的にワイヤレス接続されるため、ケーブルをつなぐ手間がなくなるのが便利だ。

公式サイト限定モデル「U2Air Edge」公式サイト限定モデル「U2Air Edge」

進化のポイントは5GHz帯のWi-Fiにも対応したこと。これにより通信の高速化が図られている。また、あらかじめ登録した2台のスマホから接続する端末をワンタッチで切り替えられる機能も大きな特徴だ。家族で1台のクルマを共有している場合などにも便利な機能となる。

さらに放熱口を新設することで放熱性能も向上。安定した動作を目指した設計が採用されている。

価格は8999円。同じ機能を備えた公式サイト限定モデル「U2Air Edge」も用意されている。

◆YouTubeやNetflixも楽しめる「Play2Video S」は処理性能と安定性が向上

公式サイト限定モデル「Play2Video X」公式サイト限定モデル「Play2Video X」

続いて紹介するのは「Play2Video S」だ。こちらは有線CarPlay/Android Autoのワイヤレス化に加えて、車載ディスプレイでYouTubeやNetflix、Amazon Prime Videoなどの動画コンテンツを視聴できるアイテム。対応するディスプレイオーディオの機能を拡張し、車内エンターテインメントを充実させられるのが魅力だ。

公式サイト限定モデル「Play2Video X」公式サイト限定モデル「Play2Video X」

従来から展開している「Play2Video Ultra」の進化版に位置付けられ、処理性能や冷却性能、システムの安定性を向上させている。さらにデュアルWi-Fi×デュアルバンド設計を採用し、スマホのテザリングとワイヤレス接続を同時に利用できるのも特徴となっている。

車内での待ち時間や休憩時間を充実させたいユーザーにとって、注目のアイテムといえるだろう。

価格は1万9999円。公式サイト限定モデルとして「Play2Video X」も展開される。

◆あえて物理操作を採用した「Otto Safe knob」が新しいCarPlayの操作環境を提案

物理コントローラー「Otto Safe knob」物理コントローラー「Otto Safe knob」

さらに今回は従来のOttocast製品とはひと味違う新製品も登場した。筆者としても非常に興味深く感じた物理コントローラー「Otto Safe knob」だ。

この製品は対応するOttocast製品を経由して接続したCarPlayを物理操作でコントロールできるアイテム。ダイヤルを「回す」ことで項目を選択し「押す」ことで決定するというシンプルな操作方法を採用している。タッチパネルに直接触れることなくCarPlayを操作できるのが最大の特徴だ。

物理コントローラー「Otto Safe knob」物理コントローラー「Otto Safe knob」

本体は面ファスナーなどを使って車内の好みの位置に固定して使用する。接続はワイヤレスで、電源にはボタン電池(CR2477)を採用。給電用の配線も必要ないため車内への設置もスマートに行える。

実際にOttocast製品との初期設定を試してみたが、本体のボタンを押すだけという簡単さには驚かされた。複雑な操作を必要とせずスムーズに使い始められたのが印象的だった。

操作感はマツダ車のセンターコンソールに設置されているコマンダーコントロールをイメージするとわかりやすいだろう。ただしOtto Safe knobには前後左右に傾けて操作する機能はない。

ダイヤルを回した際の適度なクリック感も心地よく、操作に対する反応が指先に伝わってくる。実際に使ってみても自然な操作感で、CarPlayのメニューをスムーズかつ軽快に操作できた。価格は6999円だ。

物理コントローラー「Otto Safe knob」物理コントローラー「Otto Safe knob」

筆者がOtto Safe knobに強く興味を持ったのは、デジタルデバイスを数多く展開するOttocastがあえて物理操作というアプローチを選んだことにある。

「タッチパネルで操作すれば十分」と考える人もいるかもしれない。しかしタッチパネルは操作するたびに画面へ手を伸ばし、狙った位置に指を合わせる必要がある。一方で物理コントローラーなら手元の感覚を頼りに操作できるため、画面に触れる回数を減らせるのがメリットだ。

もちろん運転中の操作には十分な注意が必要だが、ダイヤルのクリック感を頼りに操作できることは使い勝手の面でも魅力的。タッチパネル一辺倒だった操作環境に新たな選択肢を提案するアイテムといえるだろう。

◆日本で累計100万人以上が利用! Ottocastが支持を集める理由とは?

ところでOttocastは2021年の日本上陸以来、国内で累計100万人以上のユーザーに製品を届けてきたという。世界累計販売約300万ユニットのうち日本市場が30%以上を占めるという数字からも、その存在感の大きさがうかがえる。

「Ottocastにとって日本はアメリカと並ぶ大きな市場です」

そう語るのは日本法人でマーケティングを担当するスタッフだ。

「日本の人は車内を美しく保ちたいという傾向が強い。だからスマホとの接続をワイヤレス化して見た目をスッキリとさせるOttocast商品との親和性が高いと理解しています」

と日本で人気を集める背景を説明する。実際にCarPlayやAndroid Autoをワイヤレス化すれば乗車するたびにスマホをケーブルで接続する必要がなくなる。車内にケーブルが露出することも減り、インテリアをスッキリと保てるのは大きなメリットだ。車内の美観や使い勝手を重視する日本のユーザーとの相性が良いという分析にも納得できる。

一方で同様の機能を持つデバイスは他社からも販売されている。その中でOttocastが高い人気を獲得した理由はどこにあるのだろうか。マーケティング担当者は「あくまで個人的に感じていることですが」と前置きしたうえで、いくつかの理由を挙げた。

「まずは日本市場を尊重し、日本のニーズを理解し学び続けてきたこと。市場を通じて学び、学んだことをサービス・製品に反映する“実践しながら学ぶ”という姿勢を貫いてまいりました」

さらに

「日本のユーザーの利用状況に合わせた製品のローカライズや製品の安定性向上に取り組んでいます」

と続ける。単に海外で販売している製品をそのまま日本に持ち込むのではなく、日本のユーザーが求める機能や使い勝手を理解しながら製品とサービスを改善してきたことが支持につながっているという。

◆日本専用のサポート体制を整備! 売って終わりにしない姿勢が強み

マーケティング担当者が次に挙げたのは、日本市場に対する長期的な取り組みだ。

「ふたつめは日本市場に腰を据えるという強い覚悟と長期的な投資姿勢です。日本市場には長期的な取り組みが欠かせないと認識し、継続的に経営資源を投入しています」

その姿勢が特に表れているのがアフターサービスだという。

「日本のマーケットで大切なのはモノを売るだけでなく、売った後にどうするか。使ううえで問題が発生した際にはそれを解決していくサポートをすることが重要です。それは商品を売ることよりも大切ではないでしょうか」

Ottocastでは日本専用のアフターサービス体制を整備しており、日本向けのサポートチームには28人ものスタッフが在籍しているという。問い合わせ窓口もWebフォームやメール、電話に加えてLINEにも対応。週末に対応することもあるというから、日本のユーザーを重視する姿勢がうかがえる。特にCarPlayやAndroid Auto関連の製品は車種や車載システム、スマホとの組み合わせによって利用環境が異なる。購入後に接続や設定で困った際にも相談できる体制が整っていることは、ユーザーにとって安心材料になるだろう。さらにOttocastが重視しているのがユーザーとの直接的なコミュニケーションだ。

「それからオンラインだけではなくオフラインでのマーケティング活動を行い、日本のお客様との接点を広げていることです」

その一例が今年7月に関東・関西エリアの高速道路サービスエリアで実施したプロモーション活動だ。

「ドライブや旅行など実際の利用シーンに近い場所で、より多くのお客様にブランドを知っていただく機会を設けました。これからもユーザーの皆様と直接コミュニケーションを取る機会を増やし、日本市場への理解をさらに深めていきたいと考えています」

とマーケティング担当者は語る。

オンラインでの販売や情報発信だけでなく、実際にクルマを利用するユーザーとの接点を増やしていく。そうした活動から得られた声を製品開発やサービスへとフィードバックしていくこともOttocastの強みなのだろう。

世界累計販売のうち約3割を日本市場が占めるというOttocast。今回発表された新製品からはワイヤレス化や動画視聴といった従来の利便性向上に加え、物理コントローラーによる新たな操作環境の提案も見えてきた。その躍進を支えているのは単に便利な製品を開発するだけでなく、日本のユーザーを深く理解し、製品とサービスの両面から使いやすさを追求してきた姿勢だ。日本市場を重視するOttocastが今後どのようなアイテムを登場させるのか、引き続き注目したい。

《工藤貴宏》

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