トヨタ自動車の社長、会長や経団連会長を歴任し、今年8月8日に93歳で亡くなった奥田碩さんを偲ぶ「感謝の会」が11月5日午前、東京・千代田区丸の内の「東京会館」で開かれた。
麻生太郎元首相(自民党副総裁)や玉木雄一郎・国民民主党代表ら招待された政財界の関係者ら約1000人が参列し、白菊の花に彩る祭壇に献花して故人との別れを惜しんだ。
きょうの各紙にも「トヨタ一転営業増益」を伝える中間決算の片隅に「奥田さん追悼の感謝の会、政財界1000人参列」などと取り上げているが、事前の告知のほか、会場での写真撮影や取材も“規制”されるという一風変わった“お別れの会”でもあった。
一般の企業では、多大な功績を残した社長や会長経験者が亡くなられた場合、会社主催の「お別れの会」を執り行うケースも少なくないが、奥田さんを追悼する感謝の会では、出身母体のトヨタと経団連が協力して主催は遺族。生前故人と親交の深かった人々へ感謝を伝える「招待制」のため、トヨタからは奥田社長時代を支えて共に歩んだ渡辺捷昭元社長や内山田竹志元会長らのOB役員や幹部社員は訪れていたが、経団連副会長や自工会会長を務める佐藤恒治副会長が遺族とともに立礼を行っていたものの、豊田章男会長や近健太社長ら現役の首脳陣の姿は見られなかった。
その豊田会長は、来年1月1日付けで新設する「教育本部」の本部長を兼務するという。将来の人材育成を目的に、自身の経験を伝授する狙いのようだ。感謝の会では弔事を述べる式典は行なわれなかったが、佐藤副会長は「奥田さんは、トヨタの成長はもとより、自動車産業、日本経済界に多大な貢献をされた」とコメントを寄せている。教育本部では「世界のトヨタ」の礎を築いた先人たちを敬う寛大な心を育てるような指導も願いたいものである。
2026年11月6日付
●トヨタ最終益上方修正、3.5兆円見通し、原価改善、価格改定、27年3月期 (読売・8面)
●人材育成に「教育本部」トヨタ新設へ、トップ豊田会長兼務(読売・8面)
●トヨタ「VC事業」が押し上げ、金融や点検時の用品販売新車頼み転換へ (朝日・7面)
●欧州EV優遇策に懸念伝達、高市首相、仏大統領と協議 (朝日・7面)
●チャイルドシート6歳以上も義務化検討、警察庁が会合設置 (朝日・23面)
●奥田さんしのび都内で1000人参列、元経団連会長 (毎日・6面)
●欧州車、4社が赤字・減益、BMWなど7~9月(日経・13面)
●Leader's Voiceテスラ日本法人、橋本理智社長、FSD年内導入、100%実現へ努力 (日経・13面)
●マツダとスズキも勤務日改定、来年度(日経・15面)
●中古車競売1.6%高、10月コロナ余波で供給不足 (日経・21面)
●ガソリン店頭170円、0.1円安 (日経・21面)




