【ラジアルタイヤ徹底ガイド】F1テクノロジーを搭載したスポーツラジアル…グッドイヤー イーグルレヴスペックRS-02

自動車 ニューモデル 新型車
【ラジアルタイヤ徹底ガイド】F1テクノロジーを搭載したスポーツラジアル…グッドイヤー イーグルレヴスペックRS-02
【ラジアルタイヤ徹底ガイド】F1テクノロジーを搭載したスポーツラジアル…グッドイヤー イーグルレヴスペックRS-02 全 3 枚 拡大写真

『EAGLE REVSPEC RS-02』はスポーツカーやスポーティセダンに対して、卓越したハンドリング性能やブレーキング性能を発揮することを重要視して開発されたタイヤだ。『EAGLE F1』と同じように、フォーミュラ・ワンのレインタイヤが起源のゲーターバックパターンを継承している。

グッドイヤー得意のV字型スリットが入った回転方向指定のトレッドパターンであるが、4本のストレートグルーブが排水性を高めている。センターリブの両サイドにレイアウトされた太い2本のストレートグルーブは、グルーブ内のアクアトレールが排水性をアップし、さらにウエット性能を高めているのだ。

いっぽうトレッドコンパウンドにはバイオトレッドに撥水シリカを採用し、ウエットグリップの向上も目指している。

このようにグッドイヤーEAGLE REVSPEC RS-02はドライグリップだけでなく、排水性やウエットグリップなど雨の日の走行安定性向上も忘れていない。

高速道路での直進性や応答性に影響があるセンターリブは、アローヘッドセンターリブと呼び、その名のとおり矢印型のリブになっている。しっかりした形状をもつそのリブによって、シャープかつダイレクトな応答感が期待できる。

スポーツカーでのハード走行時の対応もトレッドパターンに組み込まれている。それはショルダーブロックとミディアムブロックに刻まれたクーリンググルーブと呼ぶ三次元曲線の溝である。グリップアップのために大型になったブロックを分割することによって、サーキット走行などの過酷なスポーツ走行時に高い放熱効果が期待でき、長時間にわたって安定したグリップ力をもたらしてくれるのだ。

かなりハードに走りに振ったタイヤに見えるが、偏摩耗対策もトレッドパターン・デザインに織り込まれている。ショルダーブロックに回転方向に刻まれた細いタテ溝は、偏摩耗の抑制に効果があるという。シンプルなグルーブながら、ショルダーブロックひとつひとつの剛性バランスを整えてデザインされたものである。

EAGLE REVSPEC RS-02は思い切り走りを追求しているものの、ハイブリッドデザインなどにより、ウエット性能や耐久性などにも配慮された使いやすいタイヤに熟成されている。

IMPRESSIONPROFILEタイヤ徹底ガイドTOP

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る