ヒット作TTは、最近になって安定性やハンドリングについての欠陥が指摘されるようになった。アウディは矢継ぎ早に改良を加え、それらの批判に対抗している。 |
いちばんの問題となっている高速走行時の安定性不足、そしてハードコーナリングの最中に突如オーバーステアリングになるという弱点にたいしては、12月までにESPが標準設定されることになった。さらにスタビライザーの設計が変更され、直径がフロントは1mm増、リアは1mm減となっている。 アウディでは、現在のTTオーナー全員にスタビライザーの変更を郵便で通知し、交換を無料で行なうといっている。しかしEPS機器の装備は複雑なので既存車両への追加はできず、新車のみの設定となっている。 ただしアウディでは一貫してTTの性能に問題はないと主張しており、これらの改良は、もともと過激な運動性能を極限まで引き出すための進化であるとしている。また今回のESPの追加設定はTTに限ったことではなく、アウディ・レインジの広範囲におよび、全車種で標準設定または注文装備となった。 |
アウディTTにESPを採用、その理由は?
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