[イタリア発] 17日のマレーシアGPを見守っていたイタリア国民、いやイタリアそのものが、あっという間に幸福の絶頂から絶望の淵に沈んだ。マレーシアGPのゴールから2台のフェラーリが失格するまで3時間。イタリア全土を混乱の渦に巻き込むには充分な時間だった。
人々の話題、テレビ番組、ネットのチャット、すべてがフェラーリの「10mmの違反」、「絶望の10mm」の話題で持ち切りだ。そして翌日の新聞がこのニュースとコメントにページを多くの費やしたのは当然だ。コーヒーショップで、トラムで、オフィスで、人々の話題は「フェラーリ失格」、このことだけ。 誰もが疑っているのが、これはフェラーリのミスだったのか、それとも不正だったのかということ。あるいは、敵対勢力かフェラーリ内部の誰かがFIAインスペクターのためにスパイ行為を働いたのではないかということ。 こういった中、フェラーリ本社筋からはジャン・トッド監督が辞任を考えている、といった“噂”も流れてきている。現在フェラーリは沈黙を続けているが、すぐに何らかの行動を起こすだろう。 一方、フェラーリがFIAにたいして行なった抗議が良い結果で終わるという“可能性あり” とのコメントも聞かれる。多くのイタリア人は夢が消え去っていないと信じ続けている。シューマッハが最強のドライバーとして復活し、チームがシーズン開幕当初の輝きを取り戻し、そして長年待った優勝を信じている。 |
【Malaysia GP フェラーリ失格事件 vol. 3】ジャン・トッド監督が辞意
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