上半期自動車輸出、対米が20%増

自動車 社会 社会

大蔵省は99年度上半期の貿易統計を発表した。それによると、自動車の輸出台数は前の年の同じ時期に比べて4.9%少ない249万8千台となった。景気が好調なアメリカ向けは20%増えたが、その他の国や地域への輸出は逆に減少した。アメリカ政府は、日本車の対米輸出の最近の増加傾向を懸念しており、この傾向がさらに続けば、輸出を抑制するようアメリカが圧力をかけてくる可能性がある。

今年度上半期のアメリカ向け輸出台数は、昨年の同じ時期に比べて20%多い86万台と順調にのびた。これにたいして、EU(欧州連合)向けは4.6%減って57万8千台となったほか、中国、ロシア、中東など主要な輸出先がのきなみ減少した。

自動車輸出台数は98年度に3年ぶりに前年実績をしたまわった。しかし、アメリカ向けは景気の好調さに乗って逆に増加した。アメリカ向け輸出は今年度にはいってからも2ケタののびが続いている。客観的にみれば他地域への輸出減少分をアメリカで補っているかたちだ。

ただ、この傾向にたいして再びアメリカ政府が警戒心を強めている。下半期もアメリカの好景気が続けば日本車の輸出もひきつづき伸びるとみられることから、同国政府の出方が気になるところだ。制の完成に向けて大きな一歩を踏み出すことになる。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る