【東京ショー速報 Vol. 49】GM、マルチブランド色がさらに濃く

自動車 ニューモデル モーターショー

東京モーターショー会場でのゼネラルモーターズ(GM)の記者会見は、ある意味でもっとも特異なものであった。GMはキャデラック、ビュイック、シボレー、ポンティアック、オールズモビルの5つのブランドをもつ(商用車、SUVを扱うGMCは除く)。もちろんこれらは同じGMなのだが、GMはあたかも5つのメーカーが存在するかのようにこれらのブランドを運営している。


キャデラック・ノーススターシステム

シボレー・コルベット

ショー会場では、日本で売られているキャデラック、シボレーが独立する形で会見を行ったが、GMの総括的会見はなし。首脳はあくまで背後で操る、まるで真田幸村のような存在か…。

なおGMは18日、都内のホテルでいすゞ、スズキと共同記者会見を行ったが、その時は会長兼CEOのJ.スミス氏が出席。アジア戦略を通じて3社がより結束を固めることをアピールしていた。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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