通産省ら、クルマのリサイクルを促進する公的機関を設立

自動車 社会 社会

通産省は来年5月にも財団法人「使用済み自動車リサイクル促進センター」(仮称)を立ち上げる。日本自動車工業会(自工会)、日本自動車販売協会連合会などの関係団体が出資するもので、クルマのリサイクルにかかわる制度や事業を推進するのがねらいだ。

使用済み自動車のマニフェスト制度やカーエアコン用フロンガス回収事業など、自動車リサイクルを推進するための新しい制度や事業がつぎつぎにスタートしているが、現在は自工会などが中心になってこうした事業を推進している。廃棄物問題は今後さらに社会問題としてクローズアップされていくと予想される。促進センターの構想は、新しい団体を作って廃棄物問題に対応する体制を強化しようというものだ。

業界としての取り組みを進めるうえで活動の中心となる組織の必要性は高い。ただし「リサイクル」「環境」をつければなんでもOKというおかしな風潮が霞ヶ関周辺にまかりとおるなかで、促進センターを単なる官僚の天下り先として終わらせることがあってはならない。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱の新型SUV『デスティネーター』、最高の安全性評価…ASEAN NCAP
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…土曜ニュースランキング
  3. 三輪EV『coffret』、ヤマダデンキ横浜本店で販売開始…試乗も可能
  4. 「デザイナー天才」とSNSで話題! 熱帯雨林モチーフのポルシェ“オセロット”発表「内装の作り込みがすごい」
  5. 「3つの味」が選べる新型トヨタ『RAV4』日本仕様が一般公開! 2025年度内発売へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る