クルマを買い替え時に、自動車重量税を2重に払うのは納得できない

自動車 社会 社会

日本自動車工業会など自動車関係団体は、有効期間の残った自動車重量税をユーザーに返却する制度を実現するよう来年度の税制改正にむけて政府に求めていく。重量税は自動車が車検期間を残したまま廃車になっても残り期間分の税金はユーザーに戻されないしくみになっている。自動車業界は長年、大蔵省にこの点の見直しを求めており、今年は自動車重量税のありかたについて本格的な議論をくり広げたいかまえだ。

自動車を使用する段階でユーザーが支払う税のうち、地方税である自動車税は年の途中で廃車となった場合に残り期間の分についてはユーザーに返却するしくみになっている。一方、国が車検ごとに集める自動車重量税は、2〜3年分を一度にとるにもかかわらず、返却制度いっさいない。

自動車関係団体は、重量税は道路を傷つけた分をユーザーが負担する道路損傷税であるとして、使用しなくなった車のユーザーには車検期間の残り部分について返却するべきであると主張してきている。しかし、大蔵省は、重量税は自動車の使用を許可するための“エントリー税”であると主張し、議論の入り口でおたがいの見解がくいちがっている。

大蔵の説明もそれなりの説得性があるが、年間8400億円にもおよぶ税収をがっちり確保したいがための官僚お得意のいいわけとも受け取れる。だが、負担額が大きいだけに、ユーザーにしてみれば自動車税が返却されるのに重量税はなぜ?という疑問がのこる。税制当局の壁は相当に高いが、今年こそ重量税の還付措置実現へと期待がふくらむところだ。

《編集部》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『キックス』受注1万1388台、上級グレードが86%…これからの課題
  2. 初代より軽い? 次期スズキ『アルト』は500kg台が目標
  3. ホンダ『ZR-V』と『シビック』の1万4730台をリコール、座席が保安基準に不適合
  4. 三輪ソーラーEV『スリールオータ』、欧州の型式認定取得…記念モデルを限定30台で国内発売
  5. BYDの軽EV『ラッコ』、発売1週間で741台を販売 東福寺社長「12月末までに1万台に」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  4. ヨコオ、電波暗室を中国・東莞に新設…アンテナ評価を現地完結へ
  5. ジョイフル本田、宇都宮店にソーラーカーポート設置…ホームセンター業界最大級の発電容量1126.4kW
ランキングをもっと見る