「地球温暖化防止フェア」と「自動車税制のグリーン化推進」、ギリギリの関係

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運輸省と環境庁は16日から26日まで、運輸省で地球温暖化防止フェアを開催している。ところが、ここでちょっとしたいざこざが生じている。

運輸省はこのイベントのキャッチフレーズとして「自動車税制のグリーン化推進」をかかげ、来年度税制改正にむけた最後のPRに活用。しかし、展示車両を提供した自動車メーカーらはこれを「約束違反」と怒っているという。

業界は運輸省のグリーン化案に反対しているのに、このイベント会場だけみる限りでは、いつの間にか賛成に転じたかのようにみえる。業界側によると、あくまで低公害車の普及促進をイベント目的にするという約束で車両提供に協力したという。それが規制官庁の腕力でみごとに裏切られたというわけだ。

メーカーは新型車の型式認定を盾にされると、運輸省の言うことには抵抗できない。規制官庁の権力を振りかざした強引なやり方はその役所の品位を落とすことにもなる。運輸省もそうした行為はそろそろ改めるべきではないか。

《編集部》

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