「地球温暖化防止フェア」と「自動車税制のグリーン化推進」、ギリギリの関係

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント

運輸省と環境庁は16日から26日まで、運輸省で地球温暖化防止フェアを開催している。ところが、ここでちょっとしたいざこざが生じている。

運輸省はこのイベントのキャッチフレーズとして「自動車税制のグリーン化推進」をかかげ、来年度税制改正にむけた最後のPRに活用。しかし、展示車両を提供した自動車メーカーらはこれを「約束違反」と怒っているという。

業界は運輸省のグリーン化案に反対しているのに、このイベント会場だけみる限りでは、いつの間にか賛成に転じたかのようにみえる。業界側によると、あくまで低公害車の普及促進をイベント目的にするという約束で車両提供に協力したという。それが規制官庁の腕力でみごとに裏切られたというわけだ。

メーカーは新型車の型式認定を盾にされると、運輸省の言うことには抵抗できない。規制官庁の権力を振りかざした強引なやり方はその役所の品位を落とすことにもなる。運輸省もそうした行為はそろそろ改めるべきではないか。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る