イタリアのJASスポーツが3月2日、ピニンファリーナがデザインを手がける新型スーパーカー『転生(Tensei)』のエンジンパートナーとして、英国の名門エンジニアリング企業ジャッド・パワーを起用すると発表した。
【画像】初代ホンダ NSXをオマージュしたJAS『転生(Tensei)』
ジャッド・パワーは1971年にジョン・ジャッド・シニアとジャック・ブラバム卿によって設立された企業で、F1エンジンの開発やサービスで数々の成功を収めてきた。1996年から2004年にかけてはFIA F3000国際選手権に全チームへエンジンを供給し、約100勝を達成。デイトナ24時間レースでの総合優勝やル・マン24時間レースでのクラス優勝など、輝かしい実績を持つ。
「転生」には初代ホンダ『NSX』の自然吸気3.5リットルV6エンジンが搭載される。ジャッド・パワーは英国ラグビーの工場で、このエンジンの適合性チェック、軽量化、最新技術によるアップグレードを担当し、最大限のパフォーマンスを引き出す。完全に再構築されたエンジンはダイナモメーターテストで性能を検証・調整され、出力やトルクだけでなく信頼性も重視される。
英国の名門エンジニアリング企業ジャッド・パワー
エンジンはイタリア・ミラノ近郊アルルーノのJAS生産施設に送られ、「転生」に搭載された後、サーキットと公道でのテストを経て最終納車される。転生は初代NSXの価値観を忠実に受け継ぐスーパーカーとして開発されている。
ジャッド・パワーのディレクター、ジョン・ジャッド・ジュニア氏は「JASから転生のエンジン開発を任されたことを嬉しく思う。我々は日常的に3.5リットルエンジンを扱っており、NSXのような90年代のアイコンに我々のエンジン知識を応用し、現代のライバルを羨ましがらせるレベルのパフォーマンスと運転性能を生み出すことを楽しみにしている」とコメントしている。
JASモータースポーツは1995年以来、ツーリングカーやGTレース、ラリーなど幅広いカテゴリーで競技車両の設計・開発・運営を手がけてきた。ホンダの技術パートナーとして25年以上の実績があり、世界チャンピオンの獲得や900以上のレース・ラリー勝利を記録している。




