ESP追加でTT問題は決着か?

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ESP追加でTT問題は決着か?
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アウディ『TT』の高速走行時の安定性が問題になっているが、アウディは最終的な不具合対策を打ち出しケリをつけるつもりだ。サスペンションの部品交換、リアのデッキスポイラー追加のほか、ついにESPスタビリティ&トラクション・コントロールも改善リストに加えられた。希望者には約4万円の費用でこれらの装備が追加される。

当初アウディは、既存車両にESPを追加することは配線作業が複雑なので、ディーラーでの対応は無理だとしていた。しかしドイツ国内でメディアによるTTの非難が高まり、最近の3件の死亡事故が大きく報じられた結果、アウディは何らかの行動をとらざるを得なくなったのだ。

アウディは、インゴルシュタットの本社工場内にESP後付けのために専用工場を設ける計画だ。ここでは半年で最大2万台の対策ができるという。ESP未装着車は、1月末までにクーペとロードスターとの合計で5万台が販売されたと見られる。

改善策項目にESPの後付けが追加されたのは、ドイツ国内600人のオーナーが車両の交換を要求し、11人が高速安定性の欠如のために事故にあったと賠償を要求したためだと伝えられる。さらに未対策仕様車のリセール・バリュー低下を危惧する声もオーナーの間で高まっていた。

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