雑誌記事で販売半減、いすゞが『コンシューマーレポート』誌を相手取って裁判起こす

自動車 社会 行政
雑誌記事で販売半減、いすゞが『コンシューマーレポート』誌を相手取って裁判起こす
雑誌記事で販売半減、いすゞが『コンシューマーレポート』誌を相手取って裁判起こす 全 1 枚 拡大写真

1996年に『コンシューマーレポート』誌が「スズキといすゞのSUVは他の車とくらべて横転事故の確率が高く、買うべきではない」という記事を出した。これによりスズキ『サムライ』(日本名『ジムニー』)、いすゞ『トゥルーパー』(日本名『ビッグホーン』)は売り上げが50%以上激減する、というダメージを受けた。

しかしその後のNHTSAなどの安全度テストでは、この2車種が他のSUVと比べてとくに横転しやすい、という結果は見られなかった。またコンシューマーレポート誌のテストドライバーが「わざと横転しやすいような運転をした」と証言したことから、雑誌の内容そのものがやらせだった可能性も指摘された。

いすゞ、スズキはそれぞれコンシューマーレポート社を相手取り、名誉毀損や売り上げ減少の損害賠償を求めて裁判を起こす、と発表。すでにいすゞの裁判は先週からロサンゼルスの地方裁判所で始まっている。

「表現の自由」が争点となりそうな裁判、今から2カ月後には結審する予定。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 軽自動車よりも小さい! 15歳から運転できるオペル、約132万円から販売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る