199万円引きの英国車!! ローバーが長期在庫のたたき売りをはじめた
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今年から販売網の再編を始めるBMWジャパンにとって、ローバーの長期在庫は文字通り“お荷物”だった。採算度外視の処分だけに「輸入車なら何でもいい」と割り切れる人には購入のチャンスと言えるだろう。
自社やディーラー名義で登録し、見せかけの販売台数を増やす——言わゆる自社登録はどこのメーカーでもやっている。97年の2万7000台をピークに98年1万6000台、99年1万4000台と販売台数が減り続けるローバーも例に漏れず、セッセと自社登録をやっていた。一説には99年時点で数千台の自社登録車を抱えていたとされる。
このため、昨秋にローバージャパンを実質吸収し、販売立て直しを急ぐBMWジャパンはBMW、ローバー販売店に長期在庫の引き取りを要請、こうした車両が破格の値段でディーラーや中古車店に出まわっているのだ。
これから年度末商戦が近づくにつれ、さらに過激な値引きが出ることも予想される。今年いっぱいで現行モデルの生産が終了するミニも大量の在庫があり、これから価格が下がる可能性が高い。ミニファンはもちろん、「腐っても英国車だし、安ければいい」と割り切れる人は、ローバー車に注目だ。
《編集部》