「5年間で16車種投入」アウディの日本市場改造計画

自動車 ビジネス 企業動向
「5年間で16車種投入」アウディの日本市場改造計画
「5年間で16車種投入」アウディの日本市場改造計画 全 1 枚 拡大写真
独アウディの日本法人、アウディジャパン(AJ、萩原惇社長、東京都港区)は29日、2004年末までの対日事業戦略を明らかにした。今後、5年間のうちに全面改良を含む16車種の新型車を投入するほか、350億円を投じてブランドイメージの向上や専売網の育成に乗り出す。これらの施策で、2004年には年間販売台数を2万台に引き上げる考えだ。

萩原社長らAJ幹部が都内で会見し計画を明らかにした。2001年からVW車と併売を解消することではフォルクスワーゲン、トヨタ自動車らと合意済み。AJは3月下旬から加盟契約の説明会を開く。既存のアウディ取扱店に加え、国産ディーラーなども加盟のチャンスがある。噂にのぼっているヤナセの販売参入については「1ディーラーとして、他社と同条件なら検討する」(萩原社長)と冷ややかな姿勢だ。AJは2001年末までに約65社の専売ディーラー新設を目指す。

一方、今後5年間で16車種の新車を日本へ投入し、品揃えを拡充する方針も明らかにした。主要地域での専売網が整う2002年秋から新車攻勢が始まる見通しだ。

欧米ではベンツやBMWと並んでブランドイメージが高いアウディだが、日本ではヤナセが作った「女性のためのクルマ」というイメージをなかなか崩せず、販売が苦戦している。トヨタ自動車系ディーラーへの看板撤去費用などを含め、日本への投資を膨らますアウディは、日本市場攻略にかなり気合いを入れているようだ。 

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. トヨタの新モビリティ向けEV、『e-Palette』販売開始…2900万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る