GMハイブリッドカー『プレセプト』に超軽量シート

自動車 ニューモデル 新型車
米マグナシーティングシステム社は、GMが現在開発中のハイブリッド自動車のための軽量シートを開発、提供すると発表した。

GMの5人乗りハイブリッド、『プレセプト』のために開発されたシートは軽量かつ最新テクノロジーを満載した、未来型の安全シートでもある。シートはアジャスターを含めた総重量がわずか9.7キロ。GMが求めていたのは10キロだから、それを下回る重量を達成したこととなる。

このおかげでプレセプトの燃費は80マイル/ガロン(約20キロ/リッター)という驚異的なものとなっている。しかもこの重量では難しい、とされていた安全基準もクリアし、乗員にとって安全で快適なシート設計のパッケージとなっている。シートの開発にあたっては、従来の方法はすべて一新されている。骨組みは全てアルミと軽量強化スチールによって作られ、軽量と同時に強度を得ている。

マニュアルアジャスターによってシートは前後に27センチ移動でき、リクライニング角度も60度。ハイバックのバケットシートは頭部と背中に十分なサポートを与えるハロスタイルデザインで、座面の素材は従来のポリウレタンに変わるオープンメッシュ。この素材の使用により、シート内に十分に空気が取り込まれて車内の空気循環率も増しているという。

『プレセプト』はGMとアメリカ政府による新世代自動車のためのパートナーシップ(PNGV)の一環として開発されているハイブリッドカー。これに未来型のシートが加わり、一歩先を行くクルマとして今後の市販化が注目されている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. 「昭和のオート三輪風に…」ソーラーパネル搭載3輪EV『スリールオータ』に注目!「なんか可愛い」とデザインを評価する声も
  4. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  5. 「逆輸入車」がアツい!? 報道で米国トヨタ車に脚光、3列SUV『グランドハイランダー』に国内からも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る