シトロエンの超小型EV『アミ』、サーファー向け「Rip Curl Vision」提案…バギー仕様がベース

シトロエン・アミ・バギー Rip Curl Vision
シトロエン・アミ・バギー Rip Curl Vision全 10 枚

シトロエンは、超小型EV『アミ』をベースに、サーフィンブランドの「リップカール」とのコラボレーションによるコンセプトカー『アミ・バギーRip Curl Vision』を欧州で発表した。

【画像】シトロエン・アミ・バギー Rip Curl Vision

両社の提携は2016年に『C4カクタス』の特別仕様車から始まり、これまで『C4ピカソ』、『スペースツアラー』、『C3エアクロス』、『ベルランゴ』など複数のモデルでコラボレーションを展開してきた。今回のアミ・バギーRip Curl Visionは、自由な冒険精神を体現し、サーファーのニーズに特化した独特のカラーリングと素材処理、レイアウトを採用している。

オフロード版の『アミ・バギー』をベースにしたコンセプトカーの外観は、パープルのボディカラーにホワイトのサンルーフ、ブラックのキャンバスとスポイラーを組み合わせ、波からインスピレーションを得たデザインとなっている。ヘッドライトとルーフのLEDバーはホワイトで統一され、最適な視認性を確保している。

内装では環境に配慮した設計を採用し、リサイクルされたサーフィン用ウェットスーツから作られたフロアマット、防水性と清掃の容易さを兼ね備えた素材を使用している。また、サーフボード用のルーフマウントやサイドマウント、防水バッグ、ポータブルシャワーなど、サーファーの実用的なニーズに応える装備を多数搭載している。

さらに、キャビンを圧迫することなくサーフボードを収納できる屋根と側面のマウントシステムも搭載している。ハンドルに取り付け可能な「バナナポーチ」や折りたたみ式の防水収納ボックスなど、実用的なアクセサリーも用意された。

このモデルは、サーファーのライフスタイルに特化した電動モビリティとして開発された。両ブランドは「ユーザー体験をデザインの中心に置く」という共通のビジョンのもと、実用性と冒険心を兼ね備えた車両を目指した。

コンセプトに合わせて、シトロエン×リップカールブランドのサーフボード、アミ型のワックスコーム、キーチェーンなどの関連アイテムも展開。アーティストのシャーロット・ボーラスが制作したガラス製の地球儀は、両ブランドが共有する「レジャー、サーフィン、冒険、自由」の世界観を象徴している。

《森脇稔》

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