クルマ無しでも参戦可能、VWの『ニュービートル』レースをアメリカで初開催

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フォルクスワーゲン(VW)はアトランタオートショーの開幕に合わせ、アメリカで初めてのハイパワー『ニュービートル』カップレーシングをジョージア州のロードアトランタで開催することを発表した。使用されるクルマはチューニングされてレース仕様となったビートルのワンメイクレースで、アメリカン『ル・マン』シリーズと同時に9月30日に行われる。

これに先立ってVWではアトランタオートショーで『ニュービートルカップレーシングカー』の展示を開始した。ニュービートルカップに参加するドライバーにはプロレーサーのほかトップオートモービルジャーナリストや有名スターなども含まれる。

レースに使用されるビートルはロードカーエンジンを基本にしながらも、2.8リッター24バルブV6にパワーアップされたもの。これによって得られるトルクは270Nmという大きなもので、パワー出力も204PS。ビートルカップはヨーロッパ以外の国で行われたことは過去になく、アメリカではこれが初めて。アトランタに先立って、6月にはカナダのモントリオールでも同様のレースが行われる。

このレースのユニークな点はニュービートルレースカーがすべてVWモータースポーツによって用意、メンテナンスされ、独自のチームを持つ予算のないドライバーでも参加できる、というところ。レースに参加を希望するドライバーは、10万ドイツマルクを支払えばすべてのクルマの手配、レース参加へのお膳立てをフォルクスワーゲンがしてくれる。ドイツ国内では若手ドライバーの登竜門の場として歓迎されている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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