中古車買い取りの“巨人”が新車販売に食指

自動車 ビジネス 企業動向

中古車買い取り最大手のガリバーインターナショナルは、GEキャピタルカーシステムと提携し、4月からリースによる新車販売に参入する。買い取り店ガリバーを窓口とし、個人客に新車を売り込む。初年度1000台、将来的には年間1万台の新車販売を目指す。

自動車業界では人材育成に関して「新車販売は3日でできるが、中古車を売るには3カ月かかる」と言われる。品質が同じ新品を売るのと比べ、中古車は1台づつ仕様や程度が違い、しかも仕入れた瞬間から値落ちが始まる“生モノ”のため、それだけ取り扱いも難しいというわけだ。中古車業界で急成長した同社のシステムや人材は、既得権に安住している新車ディーラーにとって大きな驚異になる可能性がある。

カー用品チェーン最大手のオートバックスの住野公一社長も「将来は新車も含めた総合カーライフ産業」と明言しており、新車販売の従来の垣根は今後低くなりそうだ。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
  2. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  3. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  4. VWの小型ミニバン『キャディ』、改良新型を生産開始…5月末ドイツ発売へ
  5. スズキ スーパーキャリイ 特別仕様は“For Your Work Buddy”…デザイナーの思いとは?
  6. MINI ハッチバック 新型の頂点「JCW」、今秋デビューへ…プロトタイプの写真を公開
  7. KGモーターズ、超小型モビリティの車名を『mibot』と発表
  8. BMWの新型車、ティザー…実車は5月24日発表へ
  9. 「トゥクトゥク通学」学生の問題意識から生まれたレンタルサービス、実証試験を開始
  10. 【メルセデスベンツ EQA 新型試乗】“EQ感”がより増した、シリーズ最小モデル…島崎七生人
ランキングをもっと見る