【日産『ティーノ・ハイブリッド』 Vol. 4】目指したのは「ちゃんと走る」ハイブリッド車

自動車 ニューモデル 新型車
【日産『ティーノ・ハイブリッド』 Vol. 4】目指したのは「ちゃんと走る」ハイブリッド車
【日産『ティーノ・ハイブリッド』 Vol. 4】目指したのは「ちゃんと走る」ハイブリッド車 全 3 枚 拡大写真

『ティーノ・ハイブリッド』のコンセプト、もしくは個性は「ちゃんと走る」「ちゃんと使えるハイブリッド」である点にある。試乗会に際して開催された説明会では、「走る・曲がる・止まるといったクルマ本来の性能をキチンと確保する」「人や荷物がきちんと載せることが出来る」のがその利点であると、日産のひとびとは盛んに強調していた。

じっさい、加速データを見れば、0-100km/h加速ではモーターのトルク特性を生かして、『ティーノ』1.8リットルガソリン仕様を上回るデータを得ている。実車に接してみても、たしかに5人分の乗車スペースと充分な荷室が確保されている点は、ライバルを確実に凌いでいる。

実際に走らせてみても、ごくふつうのガソリン車のように加速し、曲がり、止まる。乗り心地は重量が増えた分、ガソリン車と比べるとややどっしりしたものになっているが、かえって好ましくすら思えた。

総じて、電動パワステの感触がやや不自然な点をのぞけば、運転しての感じにはいわゆる「ハイブリッドくささ」はとても少ない(そこがいい、という意見と、だからよくない、という意見が、日産社内でも開発段階で両方出て議論になったそうだ)。筆者自身は時間の関係で、高速道路や山道は試せなかったけれど、そういった場所でもかなり「ちゃんと走る」クルマであることは間違いなさそうだ。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  2. アストンマーティン『DBX』に改良新型、内装一新…707馬力仕様に一本化
  3. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  4. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  5. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  6. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  7. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  8. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  9. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  10. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
ランキングをもっと見る