セイフティ・センター完成でボルボが世界をリード……マツダにも恩恵?

エコカー 燃費

ボルボはイエテボリ郊外、トルスランダ工場内に新たにセイフティ・センターを開設した。建設費用は7550万ドル(約80億円)。この種の施設としては世界で最も技術水準が高く、すでに定評あるボルボ車の安全性をさらに高めることを意図している。

同時に今後は、フォード・グループ内の他のブランド、アストンマーチン、リンカーン、ジャガー、マツダ、おそらくはランドローバーにも安全技術を提供していくことになる。「アクティブ、パッシブ、パーソナルと、安全性について世界のリーダーとしての地位を維持するとボルボは決めたのだ。新センターでの実験は実際の事故によりいっそう近付いている」と、ボルボの開発本部長、ハンス・グスタフソンは言っている。

新安全センターは、テストトラック2本が敷かれたトンネルハウジングがいちばんの特徴だ。トラックの1本は固定され、1本は90度移動するので、正面衝突と側面衝突を実験できる。またセンターにはNEC製SX-4スーパーコンピューターが設置され、プロトタイプでの衝突試験の前にヴァーチャル・テストが可能になった。

開所式にはフォードのジャック・ナサーCEOと、カール16世グスタヴ国王が出席した。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  3. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  4. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  5. 【日産 リーフ 新型】「公道で無敵」の加速力!? アリアにも負けない上質な走りを実現した「純国産の力」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る