【トヨタ『プロナード』上陸! Vol. 3】“エッジド・フォルム”新しい価値観のセダン・デザイン

自動車 ニューモデル 新型車
【トヨタ『プロナード』上陸! Vol. 3】“エッジド・フォルム”新しい価値観のセダン・デザイン
【トヨタ『プロナード』上陸! Vol. 3】“エッジド・フォルム”新しい価値観のセダン・デザイン 全 2 枚 拡大写真

どちらかというとアメリカでの販売に重きを置いている『プロナード/アバロン』。デザイン開発は、前半のクリエイティブ段階をアメリカのCALTY(キャルティ。トヨタの子会社で、カリフォルニアにあるデザイン開発会社)、後半の量産化デザイン段階を本社デザイン部が担当した。

「先代でもキャビンが大きく、室内空間は広かったのですが、新型でもさらに大きくしました」というのは日本側でプロナード/アバロンのデザインを担当した、第2デザイン部、第22デザイン室の菅野明夫デザイナー。

「まず後席のヒップポイントは25mmアップ、ルーフ幅は片側約50mm広がり、タンブルホーム(側面の室内側への倒れ込み)が小さくなって乗員頭部横の開放感が増えました。プロナード/アバロンのパッケージデザインでは“一声25mm”と言われていたんですよ」(笑)

“FFのクラウン”そのままのスタイリングだった先代に比べ、ドイツふうのにおいがするものの、プロナード/アバロンのスタイリングは確立された。「今回は、従来のヒエラルキーからずれたところで、オーナーの個性の表現としてのデザインを重視しました」と菅野デザイナー。「またビスタ店の新フラッグシップとして新鮮なデザインも心がけました。先代の丸っこいデザインから、今度はCALTYスタッフが呼ぶところの“エッジド・フォルム”になりました」

なお新型アバロンを日本で販売することは開発の前提条件としてあったという。プロナードとアバロンで、デザインは事実上同一である。北米の「普通のセダン」が日本では「個性のセダン」というわけか。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る