だから1125億円!? 中型セダン7車の衝突テスト結果公開

エコカー 燃費
だから1125億円!? 中型セダン7車の衝突テスト結果公開
だから1125億円!? 中型セダン7車の衝突テスト結果公開 全 2 枚 拡大写真

アメリカの非営利団体ハイウェイ安全保険機関(Insurance Institute for Highway Safety、IIHS)がこのほど行なった、前面オフセット衝突テストで、2000年型スバル『レガシィ』が総合成績で“良好”と 判定された。対象となった大衆向け中型セダン7車種中、“良好”と 判定されたのはレガシィだけ。

今回のテストは、試験車両の全幅の40%を、速度40マイル/h(約64km/h)でアルミハニカム製デフォーマブル・バリアに衝突させるもの。そして部分評価と全体評価に分けて、“GOOD”(良好)、“ACCEPTABLE”(許容)、“MARGINAL”(許容の限界)、“POOR”(貧弱)の4段階で評価する。

全体評価で最も安全性が低かったのは、大宇(デーウ)『レガンサ』。衝突後のAピラーの後退がレガシィで1cmだったのに対しレガンサでは10cmだった、とIIHSのリポートはこの2車をわざわざ比較してテスト結果を報告している。

レガシィは今回のテストで“ベスト・ピック”も獲得した。大衆向け中型セダンカテゴリーでは今回を含めてこれまでに14車種がテストされており、ほかに“ベスト・ピック”を獲得したのはトヨタ『カムリ』(1997 - 2000年型)だけである。

7車種の全体評価は以下の通り。便宜的に星でも表記し、4個が満点。マツダ『626』は日本名『カペラ』、日産『アルティマ』は日本市場の『ブルーバード』の兄弟車。

スバル・レガシィ(2000年型) “GOOD”★★★★
マツダ626(1998 - 2000年型) “ACCEPTABLE”★★★☆
サターンLS(2000年型) “ACCEPTABLE”★★★☆
シボレー・マリブ(1997 - 2000年型) “ACCEPTABLE”★★★☆
日産アルティマ(2000年型) “MARGINAL”★★☆☆
ポンティアック・グランダム/オールズモビル・アレロ(1999 - 2000年型) “POOR” ★☆☆☆
大宇レガンサ(1999年型) “POOR”★☆☆☆

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  2. 【レンジローバー ヴェラール 新型試乗】ああ、紛うことなくレンジローバーだ…島崎七生人
  3. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  4. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに日本上陸!…新型車ベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る