【ニューヨークショー速報 Vol. 11】ワゴンへ回帰……いすゞ『アクシオン・スポーツワゴン』
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数年前までアメリカ市場のステーションワゴンは100万台単位で売れていたが、今は数えるほどのモデルしかなく、SUVにその人気をとって代わられた。「アクシオン・スポーツワゴンは直接的な見た目はワゴンらしくないが、ステーションワゴンへの回帰だ」と説明するのはアメリカいすゞのマーケティング&商品開発担当副社長のゲリー・タッカー。
アクシオン・スポーツワゴンはSUVとスポーツワゴンのふたつの特製を合わせ持った車であり、オフロード走行の愉しみをいかしながらも運転フィールは乗用車に近いものが目指されているという。この車にはいすゞのインテリジェント・サスペンション・コントロール(ISC)が初めてトルク・オン・デマンド4WDシステムと合体されて導入されている。このた めコンピュータ制御されたハンドリングと乗り心地が味わえる。
ニューヨークに出展されたアクシオン・スポーツワゴンは、昨年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカー『ZXS』である。量産型アクシオン・スポーツワゴンは、もちろんZXSとはデザインや装備が異なるものになるだろう、といすゞではいっている。なお「アクシオン」の車名はインターネット経由の公募で決まったもの。
生産は2001年春からアメリカのラファイエット工場で、1年目は年間2万4000台を予定している。価格および日本導入計画は未定。
《高木啓》