国民不在のITS開発〜見せかけの割引で利権を確保

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建設省は、ノンストップ料金収受システム(ETC)普及のため現行のハイウェイカードを上回る割引率を設定する方針だが、それでもETCは本当にトクなのか疑問が残る。

今、5万円でハイカを買うと8000円分のプレミアムがつく。割引率は16パーセントだ。これに対し、ETCは装置購入・取り付けの費用だけで4〜5万円かかる。約1年で5万円ハイカを使い切るドライバーの場合、ETCプレミアム分がハイカの2倍としても、単純に考えて元をとるには5〜6年かかる計算だ。しかも、ETC車両とはいえ、当面は現金を支払う車両と同じレーンに並ばなくてはならない。ETC装置をいち早く取り付けたからといって、自分だけが渋滞の列から抜け出せるわけではないのだ。

建設省は2000年度末に580の料金所にETC装置を取り付ける計画という。血税を使う前に、各道路公団を統合して料金所数をできるだけ減らすほうが先だ。浮いたカネでETC端末を無料配布すれば、渋滞解消効果も一段とアップするだろう。あなたは、単に高速料金を支払うだけのキカイを数万円で買いますか? 

《編集部》

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