【GPS精度向上でこうなるカーナビ Vol.4】じつは、精度向上よりもビッグニュースがあった

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品

GPS衛星の誤差信号の解除に伴い陰に隠れてしまったが、実はもうひとつ大きなニュースがあった。それはGPSによるサービスが今後も無償で提供されることが確約されたことだ。

GPSはアメリカが軍事目的のために1970年代から整備を進めてきたシステムで、これにはスクランブルがかかっている軍事用電波と、民間用でも利用できる電波の2種類を用意していた。民間用は受信機があればだれでも無償で受信することが出来るわけで、カーナビから船舶、航空機、測量システムなどに幅広く利用されてきた。

巨額の国費を投じてシステムを築き上げたアメリカにすれば、これらが無償で使われることに問題視する声が出ても不思議はない。日本のカーナビメーカーもいつ課金されるか気になっていたようで、中には「ある程度納得できる範囲で徴収された方が気がラク」という声があったほど。それほどいつ無償サービスが終了されるかに注目が集まっていたのである。

しかし、今回の発表の中には、「世界中で利用されているGPSサービスは今後も無償で提供される」との文面が入っており、ホッと胸をなで下ろしたメーカーも多かったのではないだろうか。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 【VW ID.4 4000km試乗】「VWらしさ爆裂」さすがの長距離性能、BEVとしての魅力は[前編]
  4. 三菱『デリカD:5』19年目の大幅改良で「原点回帰」、期待されるフルモデルチェンジは? 開発責任者「デリカを終わらせてはいけない」
  5. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】今、日本にちょうどいいBMW…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る