1回の渋滞を解消するために使われたカネ=6000万円以上!?

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日本道路公団(JH)は、常磐自動車道・千代田石岡インターチェンジ(IC)〜水戸IC間(延長27.3km)の6車線化拡幅工事について、残る友部ジャンクション(JCT)〜水戸ICが6月5日正午に完成すると発表した。これで千代田石岡〜水戸間の全てが6車線化される。

JHでは、今回の開通でこの区間の旅行時間が大幅に短縮するとしている。具体的には上り線で従来は約38分かかっていた所要時間が、22分短縮されて16分間に。下り線が33分間かかっていたものが17分短縮、16分間になるとしている。

ちなみに6車線化工事の事業費は総額73億円、今回開通区間だけで13億円もの巨費を要している。工事着工前の渋滞回数は上下線合わせて136回、今年5月まで19回なので、単純計算では全体で1回の渋滞を解消するために5400万円。今回開通区間では1回の渋滞を解消するために6800万円ものカネが掛かった計算になる。

「狭い日本、そんなに急いでどこに行く」という、そんな言葉もむなしく響く。

《レスポンス編集部》

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