2001年には『シビック』も『アコード』もハイブリッドへ……ホンダの強気な戦略

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本田技研工業は13日、現在『インサイト』に搭載しているのと同様のハイブリッドシステムを、同社の主力車種であり、世界戦略車でもある『アコード』や『シビック』に新たに搭載。2001年以降から世界市場で本格的に販売していくという計画を明らかにした。

排出ガスによる環境悪化や、クルマの低燃費化が世界的な関心事となっているが、ホンダはこれにハイブリッドのラインナップ強化で応えることになる。新型シビックに搭載すべく開発が進められている環境対応型エンジン「VTEC-i」に、インサイトで用いられているハイブリッドシステムの改良型を追加。2001年度中の実用化と販売を目指す。まずは1.5リットルエンジンを搭載したシビックにハイブリッドモデルを設定。その後、2001年秋にフルモデルチェンジが予定されている新アコードにも排気量アップしたエンジンを搭載する見込みだ。

ラインナップを増やす背景には、アメリカなどで進められているロー・エミッション(LEV)対策があるのはもちろんだが、ハイブリッドのラインナップを拡大し、搭載車種を増やすことによる量産効果による安値安定化と同時に、「環境に優しいホンダ」という、企業イメージの向上を図れるなど "一石三鳥" を狙えることにある。

ホンダでは2001年に「270万台を売る」という計画を先に表明しているが、このうち5万台程度をハイブリッドにしたい考え。量産効果で価格が2万ドル程度に下がれば「必ず売れる」と強気な考えを示している。

《石田真一》

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