技術開発会社のストーラの求めに応じて、オリジナル・ランチァ『ストラトス』のデザイナー、マルチェロ・ガンディーニが腕を振るった『S81』。蛍光オレンジにボディを塗られてトリノ・モーターショーに飾られたS81は、車内もフルにトリムされていたが、実際は樹脂で作られたフルサイズモデルなのだ。
もともとS81はストーラがもつモデリング技術のショーケースなのだ。しかし、これを走らせたい、走る姿を見たい、とショーを訪れた誰もが思った。そしてついに自動車メーカーがロードゴーイング仕様の制作に手を上げた。
手が上がったのはなんとアジアのインドから。メーカー名をスジャータ・モーターズという。大手量産メーカーではなく限定生産のスペシャリストだから、この手のスポーツカーは得意とするところだろう。