新型『シティ』はアジア戦略車、インドで現地生産も

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本田技研工業はこのほど、南西アジア諸国で四輪車販売事業を拡充すると発表した。ネパールに本田の四輪車としては初めてのディストリビューターをおき、2001年の中頃からインドで生産するアジア戦略車『シティ』を中心に販売する。また、インドからは、従来のスリランカに加えてバングラデシュ向けの輸出も開始する。

インド、スリランカ、ネパール、バングラデシュなど南アジア7カ国は、南アジア地域協力連合(SAARC)を結成して域内製品の関税優遇措置を設けており、域内各国ではインド製品に対するニーズが高まっている。このため、本田はインドの生産拠点からの輸出を拡大することで、同地域での四輪車の拡販を目指す。

ネパールでは、二輪車と汎用商品のディストリビューターであるシャカールカンパニーと新たに四輪車のディストリビューター契約を結んだ。シャカール社は首都のカトマンズに販売拠点を設置する。インドから輸入するシティを中心に販売する計画で、日本からも『シビック』、『アコード』、『CR-V』などを投入する予定だ。当初、年間150台の販売を目標としている。

インドの生産子会社のホンダシエルカーズインディア社は、1995年に生産を開始。1999年には9045台のシティを生産した。従来、インド市場への供給が中心となっていたが、1999年5月からはスリランカ向け輸出を開始、今月からバングラデシュへの輸出も始める。2001年にはネパール向けも含めて、輸出車を240台生産する計画だ。

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