東京湾アクアライン値下げ、で、値下げ分は税金で回収!?

自動車 社会 社会

日本道路公団(JH)は、千葉県との協議が整い、東京湾アクアラインの料金を7月20日から普通車で1000円引き下げると発表した。東京湾アクアラインは、川崎浮島〜木更津を結ぶ有料道路だが、整備に莫大な費用がかかったものの通行料金の高さから利用者は予想の半分に低迷、千葉県などと償還期間を延長して料金を引き下げるよう交渉してきた。

通行料は普通車が現行で4000円だが、2002年12月からは4900円となる予定だった。しかし、その計画を凍結し、逆に当面は値下げを行って利用者の確保を図ることになった。学校が長期休暇に入り、需要が増える今年7月20日から通行料を3000円に値下げする。

アクアラインは建設当初から、「無駄な公共事業」や「利用予測が甘すぎる」と指摘を受けたが、建設は続行した。いざ作って見たら建設費がかかり過ぎ、通行料が高額に過ぎると指摘を受けて、当初5年間は通行料を安くして、その後に価格を上げることにした。しかし、それでも利用者は低迷、利用する客の中心は海ほたるの観光バスツアーばかり。結局、償還期間を延長して料金を引き下げることになった。

ちなみに償還期間を延長するため、利子として国民の血税が投入されることになったが、建設省やJHでは誰が責任を取るわけでもなく、次の公共事業を探している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る